泣き虫先生こと京都工学院・山口総監督 決勝で敗れた子どもたちにエール

[ 2020年11月8日 16:41 ]

全国高校ラグビー大会京都府予選決勝を観戦する京都工学院の山口良治総監督(左)と高崎利明GM                              
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 第100回全国高校ラグビー大会京都府予選が8日、京都・宝が池球技場で行われ、伏見工の流れをくむ京都工学院は0―28で京都成章に敗れた。全国優勝4度を誇る名門が、4トライを奪われての完封負け。それでも山口良治総監督(77)は温かい言葉で子どもたちを迎え入れた。

 「チャンスで取れるところで小さなミスが出て相手ボールになってしまった。それが力と言えば力(の差)。でも大きな相手に頑張ってくれた」

 5大会ぶりの花園切符はお預けとなったが、FB寺山がたびたびビッグゲインをするなど、伝統のバックスの展開力は健在だ。2000年度に主将として3度目の優勝を経験した大島淳史監督(38)についても「彼なりにしっかりやってくれている」と評した。記念大会のため、近畿地区の2位校で最後の1枠を争う近畿ブロック代表決定トーナメントも控える。京都工学院は準決勝で兵庫2位の報徳学園と滋賀2位の滋賀学園の勝者と対戦する。「2位校はどこも強いが、伝統の展開力を発揮してほしい。楽しみにしたい」と最後に滑り込むことを祈った。

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2020年11月8日のニュース