梶原 大会4冠 女子マディソン大差で圧勝

[ 2020年11月8日 05:30 ]

自転車 全日本選手権トラック種目第3日 ( 2020年11月7日    ヤマダグリーンドーム前橋 )

女子マディソンで優勝し、喜ぶ梶原悠未(右)と中村妃智
Photo By 共同

 2人一組で競う女子マディソンは梶原悠未(23=筑波大大学院)、中村妃智(きさと、27=日本写真判定)の東京五輪ペアが41点をマークして2連覇を達成した。昨年の世界選手権オムニアム女王の梶原は同日に行われた中距離種目のスクラッチも制して今大会4勝目。出場6種目の全制覇に向け、8日に行われる3000メートル個人追い抜きとポイントレースでの必勝を誓った。

 東京五輪で3大会ぶりに復活するマディソンで優勝を狙う五輪ペアが序盤のアクシデントをものともせずに2位に7点の大差で圧勝。出場6種目の完全制覇に挑戦している梶原は「優勝できてホッとしている」と笑みを浮かべた。

 久々の試合に焦りが出た。2人一組で交代しながらポイントを獲得していくマディソンは交代のタイミングが勝負のカギを握る。序盤、ポイントを獲得する周回でアシスト役の中村が「冷や汗が出た」と表現するほど交代の息が合わないミスを犯したが、そこは五輪ペア。周回ごとに修正を重ね、ポイントゲッターの梶原が着実に得点。梶原は「落ち着いてからは思い通りのレース展開ができた」と自信を見せた。

 梶原は最終日にも2種目に出場。4日間で6レースというタフな日程だが、パワーの源という「炊き込みご飯のおにぎり」を食べることでスタミナを充電。「確実に残り2つ勝って完全優勝するために全力で準備したい」と意気込んでいた。

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2020年11月8日のニュース