早大・河瀬、不慣れな“10番”で躍動 チームは筑波大を圧倒し5戦全勝

[ 2020年11月8日 05:30 ]

関東大学ラグビー対抗戦Aグループ   早大50―22筑波大 ( 2020年11月7日    秩父宮 )

前半 突破する早大・河瀬(中央)(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 対抗戦Aグループの1試合が行われ、早大が計8トライを奪って筑波大を破り、5戦全勝とした。昨年度はFBとして大学日本一に貢献した河瀬諒介(3年)が、SO(10番)で今季初先発してフル出場。1日の帝京大戦で負傷した正SO吉村紘(2年)が欠場した穴を埋めた。明大―日体大戦は日体大の10代の部員1人が、新型コロナウイルスに感染したため、5日に中止が決定。明大が不戦勝、日体大が不戦敗となった。

 不慣れなポジションもそつなくこなした。河瀬が「高2の時に1回だけ」という10番で先発フル出場。前半12分にキックとタックルミスを立て続けに犯してトライを許したが、それ以外は周りの助けもあり試合をコントロール。「60点くらい」と自己採点した本人に対し、相良南海夫(なみお)監督は「80分やりきったので80点。ゴールキックが予想以上に決まったので90点」と称えた。

 コロナ禍による過密日程で起きる不測の事態を想定し、相良監督が開幕前からSOの練習を指示。準備が奏功した指揮官も「毎週、状態がいい選手を使う中での起用。秘策というよりは正攻法」と強調する。シーズン後半へ、選手起用に幅を持たせる意味でも大きな1勝となり、「いろんなオプションを持てたし、それで勝てたのは良かった」と話した。

続きを表示

2020年11月8日のニュース