新大関・正代、同学年ライバル・照ノ富士に「負けたくない」

[ 2020年11月8日 05:30 ]

7日、優勝額贈呈式で記念撮影に応じる照ノ富士(右)と正代
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 優勝額贈呈式が7日に両国国技館で行われ、秋場所を制した新大関・正代(29)と元大関で7月場所覇者の小結・照ノ富士(28)の2人が出席。初めて自身の優勝額を目にした新大関は「近くで見ると大きかった。とても大きかった。自分が国技館の上のところに飾られるというのは今でも正直、信じられない」といまだ実感が湧かない様子。一方で、元大関は「夢見ていたことを現実にした」と5年ぶりの雰囲気を味わった。

 同学年の2人は出稽古でもよく胸を合わせてきた好敵手。さらに、新大関と元大関という立場でともにプライドがある。照ノ富士の「(正代が)大関になったから、こっちも燃えるものもある。(横綱になって)早く追い抜きたい」というライバル発言に対して、正代は「同世代だし正直、負けたくない気持ちはある」と応じた。

 正代は初日、成長株の前頭筆頭・若隆景と対戦する。「自分の持ち味を生かせたらいい。自分らしい相撲を取って期待に応えられたら」と気合たっぷり。輝との対戦が組まれた照ノ富士は大関復帰だけでなく、綱取りまでしっかりと意識している。「まずはここから3場所が大事。今年の最後ということで、いい締めと、いい(大関獲りの)スタートにしたい」と言葉に力を込めた。

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2020年11月8日のニュース