ビックカメラ高崎が連覇 上野由岐子が圧巻の14K完封、工藤環奈が決勝犠飛

[ 2020年11月8日 17:03 ]

第53回日本女子ソフトボールリーグ1部決勝トーナメント決勝   ビックカメラ高崎1―0Honda ( 2020年11月8日    名古屋市・パロマ瑞穂野球場 )

<Honda・ビックカメラ高崎>決勝戦を完封した上野(7)を中心に集まり一番ポーズのビックカメラ高崎ナイン(撮影・井垣 忠夫)
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 ビックカメラ高崎が2年連続13度目の優勝をした。エース上野由岐子投手(38)がHondaを3安打完封。変化球をコーナーに集め、14三振を奪った。

 9番・工藤環奈内野手(21)が5回1死満塁で犠飛を放ち、虎の子の1点を挙げた。殊勲の若手遊撃手は「思い切っていこうと思った。前日は全然打てなかった。チームに貢献できる1本が打てればと思っていて、最終的にそういう1点が取れて良かった」と声を弾ませた。3回は無死一塁で送りバントを失敗していただけに、「1打席目のことを反省し、切り替えて打席に入った」とミスを引きずらなかったこともプラスに働いた。

 リーグ戦2位で決勝トーナメントに入り、初戦で同1位のトヨタ自動車、同3位のHondaを倒した。チーム名が「ビックカメラ高崎」に変わってから初の連覇。岩渕有美監督(41)は「こうして試合をさせてもらえることに感謝をしている。中学生、高校生、大学生の大会がなくなる中で、リーグを開催してもらえたことに感謝をしている。1人1人が感染対策をし、1部のチームに限らず、全チームが対策をしたから最後までリーグ戦をすることができた。我々は優勝で締めくくれたけど、他のチームも試合をできた喜びがあると思う。この気持ちを忘れずに来年もやりたい」と、コロナ禍でシーズンを全うできたことに感謝していた。

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