デルゲルバヤル 初優勝 外国出身3人目の学生横綱「本当にうれしい」

[ 2020年11月8日 05:30 ]

初優勝し記念撮影するデルゲルバヤル
Photo By 共同

 相撲の全国学生選手権第1日は、埼玉県立武道館で個人戦が行われ、モンゴル出身のプレブスレン・デルゲルバヤル(日体大4年)が決勝で西川登輝(中大4年)をはたき込みで破り、初優勝した。外国出身の学生横綱は同じモンゴル出身で16年のバーサンスレン・トゥルボルド(現十両・水戸龍)以来3人目。大相撲の幕下15枚目格付け出し資格を得た。

 これまで3位が2度あったデルゲルバヤルは最終学年で悲願を達成し「本当にうれしい。朝起きた時から優勝できる気がしていた」と喜んだ。現在は幕内の豊昇龍らと15年に来日し、千葉・日体大柏高レスリング部に入部。3年時に全国高校総体を制し、日体大進学後に相撲部に入った。新型コロナウイルスの影響で4~6月に部員が帰省する中で、寮に残ったモンゴル人留学生3人だけで稽古。柔らかい体に力強さと動きの良さが備わった。付け出し資格を得て「自分は大相撲に行く」と宣言した。

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2020年11月8日のニュース