渋野日向子は30位 ノーボギーも激辛採点「5点」 パット決まらず「本当に情けない」

[ 2020年11月8日 15:02 ]

日本女子プロゴルフツアー「TOTOジャパンクラシック」(スポーツニッポン新聞社主催)最終日 ( 2020年11月8日    茨城・太平洋クラブ美野里C=6554ヤード、パー72 )

<TOTOジャパンクラシック最終日>9番、バーディーを奪い笑顔でキャディーとグータッチする渋野日向子(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 28位から出た渋野日向子(21=サントリー)は2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算6アンダーの30位で大会を終えた。ボギーなしのラウンドは昨年11月の大王製紙エリエール・レディース以来、約1年ぶり。それでも、全ホールでパーオンした後半9ホールで伸ばすことができず、「めっちゃ悔しいです。バーディーチャンスが何回もあった中で決められなかった。本当に情けない。何回繰り返すんだろうって」と思いを吐露した。

 4番で2・5メートルのバーディーパットがカップをかすめ、悔しそうな表情を浮かべる。だが、気持ちを切らすことなく6番パー4で第2打をピン左手前1・5メートルに寄せてバーディーを先行させる。パー5の9番ではフェアウエーからの第3打を打つ前の時間に、チョコボールとグミを食べるシーンがあった。「お腹が減ると集中力が減るし、リズムが早くなってしまうと1、2日目で感じたので。気をつけて食べるようにしました」。その言葉通りに、残り76ヤードの3打目をピン奥からバックスピンで戻して2メートルにつけ、バーディーを奪取した。

 今大会前に「結果より内容」と宣言した渋野。前日のラウンドを100点満点で「3点」と話したが、この日については「久しぶりにノーボギーで回れたので、5点くらいかな」。この日はアイアンショットに手応えを感じており、復活に向けて一歩ずつ前進していることは違いはない。次週の伊藤園レディース(11月13~15日、千葉・グレートアイランドC)の最終日にあたる今月15日に22歳の誕生日を迎える。「21歳ラストサンデーはなんか微妙ですね」と苦笑いしながらも「パットは悔しいですけど、ショットが良かった分チャンスについたとポジティブに考えてやっていかないといけないですね」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年11月8日のニュース