一山麻緒「自分がしたい走りができた」 報奨金は満額懇願「欲しい~欲しい~」

[ 2020年3月9日 09:15 ]

優勝から一夜明けて、取材に応じる一山麻緒
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 8日の名古屋ウィメンズマラソンで日本歴代4位のタイムの2時間20分29秒で初優勝を飾り、東京五輪代表切符を勝ち取った一山麻緒(22=ワコール)が一夜明けた9日、記者会見。レースで履いていたナイキの最新厚底シューズで東京五輪に出場することも明言。「悪い筋肉痛はない。自分がしたい走りができたし(東京五輪は)ナイキ以外のシューズは履かないかもしれない」と最速シューズで世界と伍していくつもりだ。

 衝撃のレースを終えた後もTV出演などで睡眠時間は約3時間。それでもニューヒロインの表情は明るかった。「朝起きて特別見える景色が変わったとかはなくて、良い天気だなと思った」と爽やかな笑顔を振りまいた。

 日本人国内最高タイムをマークしたレースを振り返り「いままで30キロ以降失速していた。そこが今回は失速せずに自分で行けた。やりたかったレースができたと思った」と手応えを口にした。

 相棒として一山の足元を支えたナイキの最新厚底シューズの効果についてはレース後の疲労感が軽減されているといい「翌日も足裏の疲労がない。厚底なので保護されるというか、足裏が痛くならないというのが選んだポイント」と感想を語った。

 基金の残額が800万円まで減少しているという日本実業団陸上競技連合の報奨金制度について、1000万円を受け取る権利を持っている一山は「(満額を)もらえないかもしれないんですよね?欲しい~欲しい~」と懇願していた。

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2020年3月9日のニュース