一山 陸連の報奨金は満額受け取れず?好記録の連発が影響

[ 2020年3月9日 05:30 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2020年3月8日    ナゴヤドーム発着 )

<名古屋ウィメンズマラソン>2時間20分29秒で優勝し、五輪内定を決めた一山麻緒(撮影・椎名 航)
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 一山は日本実業団陸上競技連合が設定した2時間21分59秒以内をクリアしたものの、報奨金1000万円を手にできるかどうかは不透明だ。

 マラソン王国の復活を狙って、同連合が15年に立ち上げたプロジェクト。「日本記録1億円」で有名なニンジン作戦で、実業団選手は日本記録以外にも設定記録に応じて1000万円、500万円が支給される。指導者も一定額をもらえる。東京マラソンを筆頭に好記録が続いたことで、基金の残額が約800万円まで減少。本来なら2位安藤や所属先のワコールも報奨金対象で、満額支給には計1200万円足りない。

 日本陸連の河野長距離・マラソンディレクターは「ない袖は振れない」と言いつつ、あと1カ月「協賛金集めを頑張る」と満額を目指す。ワコールの永山監督は「おとこ気がないですね」と不満を示した。

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2020年3月9日のニュース