モンゴル出身・北青鵬が初土俵で白星 名付け親・白鵬の激励に応える

[ 2020年3月9日 09:54 ]

大相撲春場所2日目 ( 2020年3月9日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所・2日目>前相撲で町に勝利した北青鵬(奥) (撮影・後藤 大輝)
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 前相撲が始まり、今場所の新弟子検査で合格したモンゴル出身で2メートル、158キロのアリューナー・ダワーニンジ(18=宮城野部屋)が北青鵬(ほくせいほう)のしこ名で初土俵を踏み、白星を挙げた。同じく新弟子検査に合格したばかりの町(15=錣山部屋)を相手に、立ち合いで右に動いて右上手を取り、左でかいなを返して寄り倒し。「やっと大相撲で本場所の土俵に上がった感じがしました」と感想を語った。

 家族とともに5歳で来日し、北海道に在住。6歳のときにモンゴルに一時帰国する際に韓国の空港で白鵬に出会ったことで相撲を始めた。白鵬の勧めで進学した鳥取城北高を経て、宮城野部屋に入門。しこ名の北青鵬は「横綱に付けてもらった」といい、その白鵬からは「頑張ってこい」と激励されて前相撲に臨んだ。無観客開催の場所でのデビューとなったが「観客がいるのは知らないので。こんなものかなと」と意識することなく自分の相撲を取りきった。

 「横綱・白鵬のようになれるように」と大きな目標を掲げる。白鵬の稽古を目の当たりにして学ぶところは多く「横綱は基礎をしっかりやられている。それを真似して基礎をしっかりやって、足腰を強くしたい」と意気込んだ。

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2020年3月9日のニュース