西岡良仁 4大大会初の3回戦進出「今年の目標クリア」次戦ジョコと激突

[ 2020年1月23日 05:30 ]

テニス全豪オープン第3日 ( 2020年1月22日    オーストラリア・メルボルンパーク )

勝利を喜ぶ西岡(AP)
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 男子シングルス2回戦、世界ランキング71位の西岡良仁(24=ミキハウス)はマッチポイントで鋭角にボレーを決めると、頭を抱えて地面に突っ伏した。14年全米オープン初出場から16度目の4大大会挑戦で、ついに2回戦の壁を突破。第30シードのダニエル・エバンズ(29=英国)に一度もブレークを許さずにストレート勝ちし「今年の目標をクリアした気持ちが大きい。その先に東京五輪も見えてくる」と目を輝かせた。

 強風のため、コントロールを重視した。バックハンドが片手打ちの相手に対し「あえて緩いボールを打って風で球をぶれさせて、ミスを待ったりした」と試合を支配。重要局面で初めてサーブ&ボレーを使ってポイントするなど頭脳プレーが光った。3回戦では昨年王者のジョコビッチに挑む。昨年11月の対戦では完敗したが「彼は攻められている方が好きなので、そこを考えたい」。昨年ジョコビッチに2勝1敗と勝ち越した世界9位のバウティスタ(スペイン)の戦い方を分析して、金星に向けた戦略を練る。

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