愛妻に初Vを――豊山、首位と1差2敗死守 来月披露宴控える平幕「いい相撲を取れました」

[ 2020年1月23日 05:30 ]

大相撲初場所11日目 ( 2020年1月22日    東京・両国国技館 )

松鳳山(手前)を押し倒す豊山(撮影・村上 大輔)
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 平幕の豊山が松鳳山を押し倒しで破り、トップと1差の2敗を守った。兄弟子の正代をピタリと追走し横綱不在の土俵を盛り上げている。幕尻の徳勝龍が1敗で正代と首位を並走。11日目終了時点でトップが平幕2人だけなのは1956年夏場所の双ツ龍、大晃以来64年ぶりとなった。大関・貴景勝が2敗で続き、大関獲りの足場固めを狙う関脇・朝乃山は幕内最小兵の炎鵬に押し出されて痛い5敗目を喫した。

 体が自然に反応した。豊山は組むとうるさい松鳳山を終始正面に置いて、回転のいい突っ張りを繰り出し、力強く押し倒した。

 「よく手が動いた。きれいな相撲を取ろうとすると、向こうに分がある。しっかり最後まで相手を追いかけるいい相撲を取れました」。トップに食らいつく2敗を守り、支度部屋で表情が緩んだ。

 勝ち越しを決めた前日には昨年7月に結婚し、現在はまだ仕事の関係で名古屋市内在住の真梨絵夫人から「良かったね。あとは自分のために頑張ってください」とねぎらわれた。2月1日に披露宴が控え、場所前のノルマは給金直しだった。「それで、気持ちに余裕ができた時にどんな相撲を取れるかと思っていた。よく強い人が“(勝手に)体が動く”と言っているのは、こういうことかと分かった。昨日と同じ相撲が取れたのは明日につながる」とうなずいた。

 屈辱をバネにした。大関獲りを目指す朝乃山とは16年春場所で初土俵を踏んだ同期生。しかし、左足首のケガなどもあって出世争いは後れを取り、昨年夏場所でライバルが幕内優勝した時、自身は十両で勝ち越すのがやっとの状態だった。

 「同世代が上位でやってるのを家に帰ってテレビで見るのは複雑でした。自分も、と感じるところはあった。今年はどうにかしないといけないと思っていました」。発奮材料はそれだけではない。兄弟子の正代が賜杯レースのトップを走っており、2人の優勝争いの可能性も十分ある。「それを意識するとへなちょこ相撲になる。でも、行けるところまでついて行きたい」。目指す頂は、高ければ高いほどいい。

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