【荒磯親方 真眼】徳勝龍“邪魔だった”体重を生かせている

[ 2020年1月23日 08:30 ]

大相撲初場所11日目 ( 2020年1月22日    東京・両国国技館 )

碧山に追い込まれた徳勝龍(左)が逆転の突き落とし(撮影・篠原岳夫)
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 1敗を守った徳勝龍は地に足が着いていました。今までは邪魔になっていた体重が、今場所に限ってはうまく生かしています。重みを感じた碧山が焦って出てきたので、突き落としが決まりました。

 立ち合いから我慢して入り込んでいく形は理想です。今の豪栄道、高安は残して押すという意識がなく、がむしゃらに出ています。がむしゃらに出ると地に足が着いていない状態になり、軽くなってしまいます。そうなるとはね上げられて下から潜られてしまいます。相手を受け止めながら前に出るというのはテコの原理ではないですが、徐々に下に入っていって支配することができます。

 相撲がうまいので、これまではとったりやはたき、いなしが多く見られました。それでは体重を利用できないため、しばらく十両が続きました。今場所はうまさに重さが加わった相撲が続いています。2敗の輝との一番は、当たった瞬間の爆発力がどちらが上かが勝負の分かれ目です。止まれば徳勝龍、一気に押し込めれば輝が有利になるでしょう。(元横綱・稀勢の里)

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