日本プロゴルフ殿堂 渋野に特別賞 松井理事長「全英女子オープンの優勝は素晴らしかった」

[ 2020年1月23日 20:11 ]

会見に出席した(左から)青木JGTO会長、松井理事長、倉本PGA会長、小林LPGA会長
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 日本プロゴルフ殿堂(松井功理事長)は22日、都内で会見し第8回となる今年の殿堂顕彰者4人と渋野日向子に特別賞を贈ることを発表した。

 国内男子ツアーのツアー制度施行前となる1972年以前に活躍したレジェンド部門では、79年日本プロなど通算15勝を挙げている台湾出身の謝敏男(シャビンナン、79)と、33年日本オープン優勝者で35年全米オープンで日本勢初のメジャー予選通過を果たした故中村兼吉を選出した。

 73年以降に活躍した男子プレーヤー部門では欧州シニア元賞金王の海老原清治(70)、女子プレーヤー部門では95年大王製紙エリエールで50歳312日の女子ツアー史上最年長優勝記録を持つ岡田美智子(75)を選んだ。

 また、昨年のAIG全英女子オープンで、日本人女子として樋口久子以来、42年ぶり2人目のメジャー制覇を果たした渋野に、13年の全米プロシニアで優勝した井戸木鴻樹以来2人目の特別賞が贈られた。殿堂入り式典は3月19日に横浜で開催される。

 松井理事長は「渋野選手の昨年の全英女子オープンの優勝は素晴らしかった。殿堂として顕彰しようということになり、特別賞を贈ることになった」と話した。

 また松井理事長は殿堂の顕彰を21年から2年ごとに行う方針を明かした。「米国のゴルフ殿堂は2年に1度になっている。日本も顕彰の候補者がだんだん少なくなってきている」と説明。3年後をめどに殿堂を日本ゴルフ協会(JGA)に移管し、名称も日本ゴルフ殿堂に変更する準備も現在進めている。「将来的には選手だけでなくクラブデザイナーやゴルフに関わる人たちも表彰していきたい」と話した。

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2020年1月23日のニュース