中国・武漢開催 五輪ボクシング予選 新型肺炎で中止

[ 2020年1月23日 05:30 ]

中国・武漢の病院で、防護服を着て診察する医療従事者
Photo By 共同

 2月3日から中国・武漢で開催予定だったアマチュアボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選を中止すると22日、主催者が発表した。武漢は新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がっており、「出場選手や関係者の健康と安全面を考慮した」と説明。新たな日程や開催地は未定で今後、国際オリンピック委員会(IOC)が発表するという。

 同予選では男子8・女子5階級で計63の五輪出場枠を決める予定で、日本は各階級の4~6位以内に与えられる出場枠獲得へ男子6・女子5階級に計11選手を派遣する。東京五輪のボクシング競技を主導するIOCの特別作業部会は武漢での開催可否について23日に最終決定すると発表。日本連盟にも正式な中止の連絡は入っておらず、菊池浩吉副会長は「正式な連絡がIOCから来るのを待つ」と話すにとどめた。

 既に16年リオ五輪代表でライト級の成松大介(自衛隊)ら代表選手は30日に予定していた渡航に備え、今週から都内で合宿中。代表コーチの一人は「安全面を考えれば当然だが、もう少し早く決められなかったのか」と戸惑いを口にした。

 東京五輪のボクシング競技は国際協会(AIBA)の運営が問題視されてIOCが除外を検討し、昨年5月にようやく実施が決定。今年2月から各大陸予選がスタートし、5月の世界最終予選(パリ)で全出場枠が決まる予定だった。アジア・オセアニア予選についてはフィリピンが代替開催地に名乗りを上げているが、開催が遅れれば運営に支障をきたす可能性があるほか、日本選手の調整にも影響が出そうだ。

 《女子サッカーは武漢から南京へ》アジア・サッカー連盟(AFC)も22日、女子の東京五輪最終予選B組の開催地を武漢市から南京市に変更することを発表した。中国、オーストラリア、台湾、タイが参加し、2月3~9日の日程は変わらない。

 ▼新型肺炎問題 昨年12月以降に中国・武漢市で肺炎が流行し、12月31日に同市は流行の中心とみられる市場を閉鎖。1月7日に原因は新型のコロナウイルスと特定され、9日に初の死者が出た。上海や北京など全土への感染拡大を受け、中国政府は22日に会見を開き、計440人の発症確認と9人の死亡を公表。今月13日にタイで感染症例が発表されたのを皮切りに各国でも報告され、日本でも16日に武漢に渡航歴のある中国人男性の感染が判明した。

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