【砂村光信 視点】フィジカル勝負で“完勝” 南ア戦も守備の連係がカギ

[ 2019年10月14日 07:55 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグA組   日本28―21スコットランド ( 2019年10月13日    日産ス )

<日本・スコットランド>後半、福岡(下)とリーチ(上)のダブルタックル(撮影・吉田 剛)
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 フィジカル勝負で負けず、ディフェンスで相手を機能不全にした。勝因はこれに尽きる。常に低いタックルで、1対1の場面では前へ行かせず、スコットランドはボールを回すほど後退するはめになった。姫野に飛ばされた選手が肘打ちをアピールしたのが象徴的で、SHレイドローらが判定への不満をあらわにするなど、何もできないいら立ちが見えた。

 スコットランドは後半、打開策として外にボールを集めてきた。しかし、日本もすぐに修正したため傷口は広がらなかった。試合を通じて光ったのは、福岡と松島の両WTBの判断力。相手の動きに対応してポジションを細かく変え、スペースを埋めていた。時にはスコットランドをだますような動きも見せてディフェンス網に引きずり込み、福岡のインターセプトもその流れから生まれた。2人の決定力もさすがだが、ボールを持たないところでのプレーが素晴らしかった。

 ベスト8が出そろったが、大会が始まってからの成長度は日本が一番だ。アイルランドとスコットランドを破ったのだから、欧州6カ国対抗に参加する資格もあると思う。準々決勝の南アフリカには大会前に大敗しているが、今の日本には参考にはならない。鍵を握るのはFWのフィジカル勝負とやはりディフェンス、特にフロントスリーとバックスリーのディフェンスの連係になる。ケガ人もプロップの具智元ぐらいとみられ、万全の布陣で臨んでほしい。(元U―23日本代表監督)

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