来年1・11ラグビー大学選手権決勝 新国立で開催へ調整

[ 2019年10月14日 06:46 ]

新国立競技場
Photo By 代表撮影

 日本ラグビー協会が今年度の全国大学選手権決勝(来年1月11日)を、今年11月に竣工予定の新国立競技場での開催に向けて調整を開始したことが13日、複数の関係者への取材で分かった。同決勝はすでに東京・秩父宮ラグビー場での開催を発表しているものの、W杯を通じたラグビー人気の高まりを受けて、新たなスポーツの聖地での開催を模索。実現すれば、同会場での初のラグビー公式戦となる。

 強烈な追い風を背に受け、約6万8000人を収容する新しいスポーツの聖地をラグビーファンでいっぱいにする。来年1月11日の全国大学選手権決勝は、すでに秩父宮での開催を発表済み。ただ、日本協会のある幹部は「新国立でやろうという動きがあるのは確か」と証言。ラグビーの公式戦としては、初めての新国立開催を目指し、急ピッチで関係各所と調整中だという。

 新国立競技場は、当初W杯日本大会のメイン会場として使用される予定だった。ところが採用予定だったイラク人建築家、ザハ・ハディド氏の設計案が工期と費用の問題から白紙に。竣工がずれ込むことが決定的となり、15年7月に安倍晋三首相がW杯の新国立開催断念を発表。計画変更を受けて国際統括団体ワールドラグビー(WR)も日本開催に懸念を表明するなど、一時は開催返上の危機にひんする事態に発展した。

 こうした経緯から、ラグビー界にとっても新国立での公式戦開催は悲願だった。一部には12月第1日曜日(今年は1日)の早明戦開催を目指す動きもあったものの、竣工直後となるため難航。集客力があり、初のラグビー公式戦として相応しい試合を模索した結果、大学選手権の決勝が候補に挙がった。翌日の1月12日に秩父宮で開催予定のトップリーグ開幕戦の新国立開催案も浮上している。

 ラグビーと国立競技場をめぐっては、1973年度から旧国立が取り壊される直前の2013年度まで、大学選手権の準決勝、決勝と早明戦の会場となり、数々の名勝負が生まれてきた。14年5月には旧国立最後のスポーツ公式戦として、日本―香港戦が開催され、この試合で日本代表は15年W杯の出場権を獲得。切っても切れない関係がある。

 9月までには日本協会を通じて依頼を受けたトップリーグチームが、スクラムやラインアウトを行う試験を実施。ラグビー公式戦の開催に向けた準備も進んでいる。W杯を通じて火がついた人気を不動のものにするためにも、まずは急ピッチの調整で実現を目指す。

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