国学院大 大逆転で3大学生駅伝初制覇 アンカー土方、駒大・中村との埼玉栄対決制した

[ 2019年10月14日 16:26 ]

逆転で初優勝を果たし、ガッツポーズで喜ぶ国学院大アンカーの土方英和
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 国学院大が14日、島根・出雲大社正面鳥居前から出雲ドーム前まで6区間45・1キロで行われた第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走で初優勝。学生3大駅伝初制覇を果たした。

 序盤から中盤まで上位をキープしてトップを追いかける展開。アンカーの土方英和(4年)へたすきが渡ると、ハイペースで快走した。途中で苦しい表情を見せるも、残り600メートル付近で埼玉栄高で同級生だった駒大・中村大聖(4年)を一気に追い抜き、そのまま引き離して笑顔でフィニッシュ。大逆転となり、トップでゴールテープ切った。

 土方は「目標は3番以内と思って走っていた。ずっと後半はきつかったが、ゴールを確信した時に一気に疲れが吹きとんでうれしい気持ちになった」と充実の表情で振り返った。

 また、国学院大を率いる前田康弘監督(41)は、駒大の大八木弘明監督(61)のもとでキャプテンを務めて箱根駅伝を制した師弟関係。かつての恩師を前に堂々の優勝を果たした。「本当にまさか逆転できるとは思っていなかった。土方の素晴らしい走りにはただただ感動している。選手が頑張って、チームを作ってくれた」と称えていた。

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