萱 平行棒で銅 「完璧」な演技「日本の強さをアピールしたかった」

[ 2019年10月14日 05:30 ]

体操 世界選手権第9日 ( 2019年10月12日    ドイツ・シュツットガルト )

平行棒で着地を決め、ガッツポーズする萱
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 12日の種目別決勝前半で男子のあん馬は萱和磨が14・866点で5位、橋本大輝(千葉・市船橋高)が落下して13・333点で9位だった。女子の跳馬はシモーン・バイルス(米国)が15・399点で2連覇し、団体総合、個人総合と合わせて3冠達成。金メダルは歴代最多17個に伸ばし、通算メダルも男子のビタリー・シェルボ(旧ソ連、ベラルーシ)の歴代最多23個に並んだ。

 また、13日の種目別決勝後半では、男子の平行棒で萱和磨(セントラルスポーツ)が14・966点を出し、団体総合に続く銅メダルを獲得した。

 「完璧」という平行棒の演技を終えると、萱はあらん限りのガッツポーズを見せた。日本が個人種目ではメダルなしで迎えた最終日。「日本の強さをアピールするためにも、個人でもメダルを獲らないのは嫌だった」と3位に食い込み、安どの涙がにじんだ。

 序盤から倒立技などを確実に決め、最後はF難度の「前方抱え込み2回宙返りひねり降り」で着地をぴたりと止めた。

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2019年10月14日のニュース