49ersが29年ぶりの開幕5連勝 QBガロッポロが奮闘 守備陣も活躍

[ 2019年10月14日 12:02 ]

開幕5連勝に貢献した49ersのQBガロッポロ(AP)
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 NFLは13日に第6週の12試合を各地で行い、49ersは敵地ロサンゼルスで昨季のスーパーボウルに出場したラムズを20―7(前半7―7)で撃破。QBジョー・モンタナを擁していた1990年(開幕10連勝)以来、29シーズンぶりとなる開幕5連勝を飾った。

 チームをけん引するQBジミー・ガロッポロ(27)は33回中24回のパスを通して243ヤードを獲得。同点で迎えた第3Qの2分10秒には自ら残り1ヤードをラッシュして今季初めてランでTDを記録した。ペイトリオッツ時代を含めて先発出場は15試合目だが13勝2敗。先発デビューから15試合目で13回勝ったのはスーパーボウルが始まった1967年以降では史上8人目となった。

 守備陣も奮起。2016年のドラフトで全体トップに指名されているラムズのQBジャレッド・ゴフ(24)を4回サックし、第3ダウンでのコンバージョンは9回すべて“失敗”に追い込んだ。

 ラムズは開幕3連勝から3連敗。3季目を迎えているショーン・マクベイ監督(33)にとって黒星が3つ並ぶのは初めての出来事となった。

 ゴフのパス成功は24回中13回に終わり、パス獲得は自己最少の78ヤード。12ヤードより長いパスは一度も通すことができなかった。

 英国ロンドンでの試合は、パンサーズがバッカニアーズを退けて開幕連敗から4連勝。全敗同士の対戦はレッドスキンズが1点差でドルフィンズに勝って6戦目で初白星を挙げた。

 <第6週ダイジェスト>

 ▼史上初 レイブンズのQBラマー・ジャクソン(22)はベンガルズ戦でパスで236ヤード(33回中21回成功)、ランで152ヤード(キャリー19回)を獲得。1試合でパスで200ヤード以上、ランで150ヤード以上を同時にマークしたのはスーパーボウル時代に入って史上初。またルーキーだった昨季を含め、100ヤード以上のランは3回目で、デビュー2季目のQBとしてはこれも史上初めてとなった。

 ▼痛恨 カージナルスと対戦したファルコンズは第4Q残り1分53秒、QBマット・ライアン(34)がこの日4つ目のTDパスを通して33―34としたが、マット・ブライアント(44)がエクストラ・ポイント(1点)を狙ったキックを失敗。チームは4連敗となった。

 ▼ハイペース テキサンズのQBディショーン・ワトソン(24)はチーフス戦でパスで280ヤードを獲得。通算パス獲得はデビューから3季目、通算29試合で7500ヤードを突破(7508ヤード)した。7500ヤード突破の最速記録はカート・ワーナー(元ラムズ)の27試合。ワトソンは2番目のスピード記録となった。

 <第6週の結果>

 ▼10日

*ペイトリオッツ(6勝)35―14ジャイアンツ(2勝4敗)

 ▼13日

パンサーズ(4勝2敗)37―26*バッカニアーズ(2勝4敗)
セインツ(5勝1敗)13―6*ジャガーズ(2勝4敗)
テキサンズ(4勝2敗)31―24*チーフス(4勝2敗)
*バイキングス(4勝2敗)38―20イーグルス(3勝3敗)
レッドスキンズ(1勝5敗)17―16*ドルフィンズ(5敗)
*レイブンズ(4勝2敗)23―17ベンガルズ(6敗)
シーホークス(5勝1敗)32―28*ブラウンズ(2勝4敗)
*カージナルス(2勝1分け3敗)34―33ファルコンズ(1勝5敗)
49ers(5勝)20―7*ラムズ(3勝3敗)
*ブロンコス(2勝4敗)16―0タイタンズ(2勝4敗)
*ジェッツ(1勝4敗)24―22カウボーイズ(3勝3敗)
スティーラーズ(2勝4敗)24―17*チャージャーズ(2勝3敗)

 *はホームチーム

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