渋野「元気です」、ニトリLへ“ノーベルチョコパワー”

[ 2019年8月29日 05:30 ]

笑顔を見せる(左から)本庶佑氏、渋野日向子、ニトリホールディングスの似鳥昭雄代表取締役会長兼CEO、中嶋常幸プロ(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフのニトリ・レディースは29日、北海道・小樽CC(6650ヤード、パー72)で開幕する。「急性副鼻腔(びくう)炎」と診断され体調不良が心配された渋野日向子(20=RSK山陽放送)は28日、元気にプロアマ戦に出場。抗菌薬などで順調に回復し「食いしばってショットが打てるし、もう大丈夫。ちょっとだけ痛いけど、元気です」と笑顔を見せた。

 プロアマ戦では、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑氏(77=京都大学特別教授)から、受賞の際に購入した金メダルモチーフのチョコレートを贈られ、「これを次の海外メジャーの勝負どころでかじりなさい」とエールを送られた。周囲の期待はさらに高まる中「(今週のコースは)難しいとしか言いようがない。本当に今週は自信がないので、予選落ちもしょうがないな、と」と珍しく弱気だが、「最後まで諦めずに頑張りたい」とメジャー女王の責任感ものぞかせた。 

 《本庶氏、念願かないペア》ゴルフ歴44年の本庶氏は念願かなっての渋野とのラウンドに「大変人柄もよく、中嶋さんが負けるくらい飛ばして、素晴らしい」と絶賛した。渋野がツアー初優勝を果たした5月のワールドレディース・サロンパス・カップを観戦。6月の段階で「曲がらないし、日本のプロでは珍しくパットがショートしない。非常に有望だと思った」と似鳥昭雄大会会長にペアリングをリクエストしたという。

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