バスケW杯、1次L突破のカギは「八村に頼りすぎるな」専大女子スキルコーチ中原雄氏が分析

[ 2019年8月29日 05:30 ]

報道陣の質問にこたえる(左から)八村、比江島、馬場(撮影・西海健太郎)
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 バスケットボール男子のW杯中国大会は31日に開幕する。自国開催の06年大会以来3大会ぶりに出場する日本代表は28日、羽田空港から上海入り。日本は1次リーグでトルコ、チェコ、米国と対戦する。直前の強化試合では世界ランキング22位のドイツに勝利するなど勢いに乗る日本は欧米の強国から白星を挙げることができるか。専大女子スキルコーチを務める中原雄氏(52)が対戦国を分析し、勝負のポイントを語った。

 日本が入った1次リーグE組は非常に厳しい組だ。米国はもちろん、トルコもチェコも高さと経験のある選手がそろっている。

 【第1戦トルコ】3人の現役NBA選手がおり、非常にバランスのとれたチームだ。攻撃の中心となるのが2メートル8で中でも外でも攻めることができるバックスのイリヤソバと、昨季キャバリアーズで1試合平均13・0点を挙げているオスマンの両フォワード。この2人に八村、渡辺、竹内兄弟らがしっかりついて、波に乗せないことが大事になる。好守で代表入りを勝ち取った竹内公にかかる期待は大きい。いい守備から、日本の得意な速い展開に持ち込みたい。

 【第2戦チェコ】最も勝つチャンスがある。昨季のユーロリーグMVPのセンター、ベセリーがケガで不在で、インサイド陣は日本とほぼ互角。一方で、アウトサイドは昨季ウィザーズで54試合に先発した2メートル1のポイントガード(PG)サトランスキーがおり、シューティングガード、スモールフォワードも2メートル前後の大型選手がそろう。日本はPGに田中を置く大型布陣を敷いて対応する場面も増えるだろうが、篠山、安藤誓ら小型PGでスピードアップさせて主導権を握る必要もある。PGの使い分けが1つの鍵になる。

 【第3戦米国】スター選手の辞退が相次いだが、機動力ある若手がそろっており、間違いなく強い。ただ、大会前のオーストラリアとの親善試合で13年ぶりの黒星を喫し、連勝が78でストップした。この試合にヒントがあると思う。オーストラリアはフルコートで中心選手のPGウォーカーを徹底マークして米国のリズムを乱した。日本も篠山、安藤誓がウォーカーを自由にプレーさせないことができれば、勝負できる可能性が出てくるかもしれない。

 大会を通じて八村は厳しいマークに遭うだろう。八村の得点力を生かすためにも、相手チームに的を絞らせない攻撃が必要になる。八村頼みではいけない。大舞台で格上に勝つためには、強化試合のとき以上に外から得点が求められる。

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