米ツアーから帰国初戦の小平智 2打差の暫定6位「向こうでやっている感じと変わらない」

[ 2019年8月29日 18:53 ]

国内男子ツアー RIZAP・KBCオーガスタ第1日 ( 2019年8月29日    福岡県 芥屋GC=7103ヤード、パー72 )

<KBCオーガスタ初日>笑顔でラウンドする小平(撮影・岡田 丈靖)
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 米ツアーの18~19年シーズンを終え、帰国した小平智(29=Admiral)が、66で回り首位に2打差の暫定6位とまずまずのスタートを切った。本人としては素直に喜べる内容ではなかったようで、「良かったんですかね?向こう(米国)でやっている感じと調子自体は変わりません」と淡々と振り返った。

 米ツアーでもまれた経験が好プレーにつながった。「今まではここ(芥屋)の高麗グリーンは苦手だった。でも、向こうでいろいろな芝でやって、だんだんとそれに対応できるようになった。だから、今日もそれほど苦手意識はなかったし、そういう部分では成長できたかなと思う」

 今季の米ツアーは10試合で予選落ち。成績も世界マッチプレーの24位が最高で、来季のシードを争うフェデックスランクは185位と結果を残せなかった。それでも昨年のヘリテージVの資格で2年間の出場資格を得ており、来季も米ツアーを主戦場に成長を目指す。

 「課題はグリーン周り。いまさら飛距離で何10ヤードも飛ばせる訳でもない」と自分を冷静に分析。フェアウェーキープ率67・63%でランク34位のデータが示すようにティーショットの精度は米ツアーでも十分通用している。あとはそこからいかにグリーンをとらえ、それを外した場合にどうスコアをまとめていくかが克服すべきテーマだ。
 自分が目指している道が間違っていないことを示すためにも、国内で成果を上げて米ツアーに戻りたい。今季国内2戦目で早くもそのチャンスが巡ってきた。

 「最終日の最後の9ホールで勝負できる位置にいたいと思っています。それまでは優勝は意識しない」と静かに話していた。

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2019年8月29日のニュース