ジャンプ小林陵侑選手に“飛び越された”レジェンド葛西 「内心はチクショーです」

[ 2019年5月19日 21:44 ]

3月、土屋ホームのイベントで握手をかわす葛西兼任監督と小林陵侑
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 スキージャンプW杯で日本男子初の総合優勝を果たした小林陵侑選手(22)が19日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS 大記録の裏側SP」(日曜後7・00)に出演、覚醒のきっかけが、ある選手の“モノマネ”だったことを明かした。

 それまでW杯未勝利、6位が最高だった男が昨年11月に開幕したシーズン(2018-19)で2戦目に初優勝すると、年末年始の「ジャンプ週間」では4戦4勝、シーズン最終戦では日本新記録となる252メートルの大ジャンプを見せた。過去、日本選手ではレジェンド葛西紀明選手(46)の6勝が最高だったが、それをはるかに上回る13勝をあげ、最強“鳥人”として飛躍した。
 
 「脳波トレーニングを受けて過度な緊張を克服したこと」がその要因と報じられていたが、番組に出演した小林選手は「覚醒のきっかけ」として別の理由をあげた。
 「ダニエルのマネ」ー。
 スタジオの出演者から「ダニエルって誰?」という声があがったが、ダニエルとはノルウェーのダニエル・アンドレ・タンデ選手(25)のこと。前年の世界フライング選手権で個人優勝した実力者だった。小林選手は夏のシーズンオフにダニエル選手のジャンプをYouTubeで繰り返し見て研究した。

 「一番重点的に見たのは、スタートしてから滑っていくうちに“G”がかかっていく。そこでしっかりポジションをキープしたまま低い体勢でいられるか、というところです」
 ダニエル選手のように低いアプローチ姿勢を維持できれば、爆発的な飛び出しにつながると考えたという。
 この研究の成果が実り、小林選手はW杯初優勝の偉業を成し遂げた。

 番組では、シーズン6勝の記録を大幅に更新された葛西選手も取材していた。葛西選手は「おめでとうと言いましたが、内心はチクショーですよ」と悔しさを隠しきれない様子で「W杯566試合出場と、五輪8大会連続出場。これだけは抜かれてたまるか」とレジェンドとしての威厳も見せつけていた。

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