新倉みなみ「五輪を目指せる位置に来た」タッチの差で初優勝 OWS世界水泳選考会

[ 2019年5月19日 05:30 ]

世界選手権出場を決め、笑顔を見せる(左から)貴田裕美、新倉みなみ、豊田壮、野中大暉
Photo By 共同

 水泳オープンウオーターのオーシャンズカップが18日、千葉県館山市北条海岸で世界選手権(7月、光州)の代表選考会を兼ねて行われ、女子10キロは新倉みなみ(21=セントラル目黒)が2時間10分52秒9で初優勝した。貴田裕美(33=コナミスポーツ)が0秒1差で2位。男子10キロは豊田壮(23=チーム福井)が1時間59分26秒1で制し、野中大暉(22=木下グループ)が2秒1差で2位となった。4選手が代表入りを決めた。

 女子10キロで、新倉がタッチの差で頂点に立った。1・66キロを6周するコースで、ラスト1周は2大会連続五輪出場中のベテラン貴田との一騎打ち。最後までデッドヒートを続け、写真判定の末に競り勝った。

 初優勝で、0秒1差の2位に終わった昨年の福井国体の苦い記憶を払しょく。競泳の400メートル、800メートル自由形を得意種目としており、高校3年時にオープンウオーターに初挑戦した。今大会の結果で出場権を得た7月の世界選手権で10位以内に入れば、東京五輪出場が内定する。「五輪を目指せる位置に来られるとは思っていなかった。チャンス」と目を輝かせた。

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2019年5月19日のニュース