トライアスロン高橋侑子 世界シリーズ自己最高4位「理想の展開でした」

[ 2019年5月19日 05:30 ]

トライアスロン世界シリーズ第3戦横浜大会 ( 2019年5月18日    横浜市山下公園周辺特設コース )

女子4位でゴールし、上位の米国選手らと喜ぶ高橋侑子(中央)
Photo By 共同

 女子は昨年のジャカルタ・アジア大会覇者の高橋侑子(27=富士通)が1時間53分38秒で世界シリーズ自己最高となる4位に入った。男子はニナー・ケンジ(25=NTT東日本・NTT西日本)が1時間47分1秒の33位で日本勢最高だった。

 高橋はバイクで7人の先頭集団に入ってトップ争いを繰り広げると、得意のトランジション(種目の切り替え)を一番に終えて飛び出した。最後のランはテイラー・スパイビー(米国)と3位争いの一騎打ちとなり、9秒差で敗れたが「スイムから良い流れをつかんで、少人数のバイクで逃げ切る。理想の展開でした」と納得の表情で振り返った。

 17年から活動拠点を米サンディエゴに移し、実力を伸ばしてきた。今大会は日頃ともに練習するチームメートが6人出場。スパイビーもその一人で「彼女の強さは分かっている。挑戦のつもりでどこまでついて行けるか」と背中を追い続けた。
「自信にはなるけど満足しては終わり」。7月から本格的にスタートする五輪代表選考レースを見据え表情を引き締めた。(鳥原 有華)

 ▼五輪への道 ランキングに応じた各国の出場枠は男女とも最大3。開催国の日本は各2枠と混合リレー出場権が保証されている。8月に東京五輪会場のお台場海浜公園周辺で行われるテスト大会で3位以内に入った日本勢最上位選手が最優先で代表選出。世界シリーズのハンブルク大会(7月)、アブダビ大会(来年3月)も対象となり、16位以内で上位の選手から選出される。

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2019年5月19日のニュース