貴乃花光司氏 相撲文化の普及のため「世界各地に足を運んで日本の伝統文化を伝えていきたい」

[ 2019年5月19日 18:24 ]

会見をする貴乃花光司氏(撮影・西尾 大助)
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 元横綱で元貴乃花親方の貴乃花光司氏(46)が19日、東京都千代田区の帝国ホテルで一般社団法人貴乃花道場の設立会見を開いた。午前中には同ホテルで現役時代、親方時代の後援者ら約500人を集め、新たな道に進む“けじめ”のパーティーも行った。

 貴乃花氏は相撲文化を日本だけでなく、海外にも広めることを目的にユネスコ元事務局長で、フランス大使なども務めた松浦晃一郎氏らと貴乃花道場を立ち上げた。貴乃花氏は「お子さんと触れ合う中で、世界各地に足を運び日本の伝統文化を伝えていきたいと思っています」と話した。

 理事長には松浦氏が就任。松浦氏にトップを依頼した理由について「(松浦氏とは)フランス巡業の時に初めてお会いしました。私の知らない世界を知っていらっしゃるので、いろいろなことを(松浦氏から)学びたいというのが第一です」と説明。その豊富な海外経験と人脈から培われた見識に敬意を示した。

 現段階では拠点となる道場は持たず、土俵のある自治体などに出向いて相撲を指導する。「たとえば奄美大島のようにすべての町に土俵があるところや、わんぱく相撲で使われているようなマット相撲とか、ああいうものでもお教えすることができるので、そうやっていきたいと考えています。海外でも(同じような展開を)考えています」とプランを明かした。

 今後はその活動の一環で、海外にも積極的に出向く。さっそく、あす20日にイタリアに向け出発。現地で在留邦人とふれあう。さらに7月には米国ニューヨークを訪れ、現地の学生やその家族に「相撲の動きとか、体の動かし方をお話ししたいと考えています」と説明した。

 道場を設立した背景には、相撲に親しむ人たちの裾野を広げ、その発展に貢献したいとの強い思いがある。

 「小さい頃に相撲をやったことがあるというお子さんが増えると、成長して海外の方と交流する時に、相撲文化を広めてもらえると思います。(道場の活動を通じて)力士を増やせるようになるのが何より。でも、力士にならなくても、成長した後に、そんな話が国際交流として出てきたらなと思います。(相撲協会の)師匠のときは、弟子を育てることに専念しなければならなかったですが、これからは私が全国のいろいろなところに出向いていけますから」と話していた。

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