リレー侍リベンジV!桐生、バトンパス成功に「つながってゴールできてよかった」」

[ 2019年5月19日 15:47 ]

男子400メートルリレー 第3走者の小池(中央右)からアンカーの桐生(同左)へリレー
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 陸上のセイコー・ゴールデングランプリ大阪は19日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、男子400メートルリレーで日本は今シーズン世界最高となる38秒00で優勝した。2位の2004年アテネ五輪陸上男子100メートル金メダルのジャスティン・ガトリン(37)を擁する米国に0秒73差をつける圧勝だった。

 日本は同種目でリオデジャネイロ五輪銀メダルを獲得したが、今月11日に行われた世界リレー大会の同種目予選で日本は3走の小池祐貴(24=住友電工)からアンカー桐生祥秀(23=日本生命)へのバトンパスで違反があり、失格。メダルどころか世界選手権(9月27日開幕、ドーハ)の出場権すら確保できなかった。

 それだけに、何度もバトントスの練習を繰り返して臨んだ今大会。この日も第1走・多田修平(22=住友電工)、第2走・山県亮太(26=セイコー)、第3走・小池、アンカー・桐生と同じメンバーで臨み優勝してリベンジを果たした“リレー侍”は「先週のことがあったので、今回はしっかりつないで優勝する姿を皆さんにお見せしたいと思っていたので良かった」(山県)「先週のこともあったので、小池君とは本当につなごうと話していた。つながってゴールできてよかった」(桐生)「終始冷静に走れて、会場の皆さんも盛り上がっていて、気持ちよく走れたので良かった」(小池)と笑顔を見せた。

 それでも、目標は世界陸上での優勝。「37秒台を目指していたのでちょっと残念だった」(多田)「世界のてっぺんを目指せるチーム。優勝目指して頑張りたい」(山県)ときっちり先を見つめていた。

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