貴景勝 再出場8日目から新化粧まわし 母校・埼玉栄高から贈られた千秋楽用「気持ちを入れ直す」

[ 2019年5月19日 05:30 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2019年5月18日    両国国技館 )

母校・埼玉栄高から化粧まわしを贈呈され、相撲部の山田道紀監督記念撮影する貴景勝(右)
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 大相撲の新大関・貴景勝が、再出場する8日目から新たな化粧まわしをつけることが18日、分かった。場所前に大関以上しか使用できない下飾りが紫色の化粧まわしを母校・埼玉栄高から贈られていた。新大関として勝ち越しを目指す若武者が“栄魂”を自らに注入して出陣する。横綱・鶴竜と関脇・栃ノ心がともに全勝を守った。

 新大関が不退転の決意を込めた。当初は千秋楽に使用するつもりだった新たな化粧まわしを再出場の土俵でつける。3日間の休場を経て、再び土俵に上がる貴景勝は「最後につけようと思っていたけれど、自分を鼓舞する意味で再出場する日からつけます。埼玉栄の化粧まわしを締めて気持ちを入れ直します」と表情を引き締めた。

 休場中は治療に専念した。再出場前日は高気圧酸素カプセルに数回入り早期回復に努め、夕方はトレーナーの治療を受けた。自宅で患部にテーピングを巻いて動きも確認。埼玉栄高相撲部の山田道紀監督からは「出るからには最高の準備をするように」と背中を押された。

 大関の再出場は、1951年春場所の汐ノ海以来68年ぶり。4~7日目を休場した汐ノ海は8日目から再出場したが全敗。0勝12敗3休で終えた。故障箇所が力士生命を脅かす膝だけに異例の再出場を懸念する声もある。師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は「また痛みが走ったらすぐ休ませる」と強調。貴景勝も「これで相撲人生を終わらせるわけにはいかないというのは自分が一番分かっている。無理だと思ったら出ない」と話した。

 残り8番で5勝すれば勝ち越しとなる。8日目は過去3戦全勝している193キロの小結・碧山と対戦する。4日目の小結・御嶽海戦で右膝を負傷し「右膝関節内側側副じん帯損傷」と診断されてから4日。稽古場には下りず、ぶっつけ本番で土俵に戻る若武者は「自分の相撲が取れると自分で判断した。しっかり準備をして一番に集中したい」と覚悟をにじませた。(宗野 周介)

 ▼阿武松審判部長(元関脇・益荒雄) 治りが早かったということで、師匠と本人が決めたということですね。審判部長の立場としては、出るからにはいい相撲を取ってほしい。大きなケガじゃなくて良かった。

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