松岡修造氏 大逆転の錦織に全豪OP制覇期待「体力的にはきついけれども…」

[ 2019年1月22日 08:53 ]

カレノブスタ相手に5時間を超える死闘を繰り広げ、勝利した錦織(AP)
Photo By AP

 元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造氏(50)が22日、自身の公式サイトを更新。全豪オープンの男子シングルス4回戦でカレノブスタ(27=スペイン)に逆転勝利した錦織圭(29=日清食品)への思いをつづった。

 錦織は6―7、4―6、7―6、6―4、7―6で逆転勝利。5セット中3セットがタイブレークにもつれる5時間5分の死闘を制し、節目となるグランドスラム通算10度目のベスト8進出を決めた。

 松岡氏は「錦織選手の試合はまさに崖っぷちの試合でした。正直に言います。ブスタのテニスを最後まで崩すことはできないのか、という思いと同時に、『ここまでか…』という思いが、僕の頭をよぎってしまいました…。(圭ごめん!)」と試合を回顧。「でも、圭は決して最後まで諦めることなく “勝てる!” と誰よりも自分を信じていたのです!」「けがをしていた時に培った“タフ”さが、圭の心を諦めさせませんでした」「体力的にはきついけれども、それ以上のものを圭は得たのです。それは『気力』!気力を手にしたのです」と分析した。

 「マイケル・チャンコーチの目が潤んだのは、勝った!という歓喜というよりも、けがや不調でつらい時期を共に過ごし、圭を信じて見守ってきたからこその『よくぞここまで戻ってきてくれた!』という安堵の表情に見えました」とつづり、「『崖』という漢字には『圭』がいます。圭が今回手にした“気力”がこの崖の山、全豪オープンという山の頂点に駆け上がってくれる力となると、僕は信じています」とさらなる活躍を期待した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年1月22日のニュース