千代の国“スピリチュアル給金”部屋訪問の江原さんの言葉通りに

[ 2019年1月22日 05:30 ]

大相撲初場所9日目   ○千代の国―明生● ( 2019年1月21日    両国国技館 )

明生(左)を叩き込みで破る千代の国(撮影・久冨木 修)
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 平幕・千代の国が明生をはたき込んで1敗を守り、自己最速タイの9日目での勝ち越しを決めた。今年の平幕給金1号にもなり、琴奨菊を退けて全勝をキープした白鵬をただ一人、1差で追っている。2敗で関脇の貴景勝、玉鷲、平幕・魁聖、新入幕の矢後の4人が続いている。

 攻防のある相撲が持ち味だ。千代の国が明生を土俵際でひらりとかわして8勝目。優勝争いでも上位が不振の中、白鵬を1差で追走し気を吐いている。

 立ち合いで踏み込んだ。「頭に入っていた」と、突いた右腕をたぐられても、すぐに振りほどき、落ち着いてはたき込んだ。

 7年前に21歳で新入幕を果たした“元ホープ”。これまで、なかなかそろわなかった心技体が充実している。

 まずは「心」。今場所直前、スピリチュアリストの江原啓之さんが部屋を初訪問。千代の国を見て「一番、輝いている」と断言した。師匠の九重親方(元大関・千代大海)によると「言葉を素直に受け取る性格」。当然、前向き材料になった。

 昨年10月に第1子、長女の実采(みこと)ちゃんが誕生。直後の九州場所では“娘のために勝たなければ”と空回りし負け越した。それから同親方は「平常心が大事。日常生活でも一喜一憂するな」と口うるさく指導。今では愛娘の笑顔に「いいもんですね」とリラックスすることはあっても、硬くなることはない。仲のいい錦木が今場所、金星を獲る活躍を見せていることも刺激になっている。

 体も過去最高の仕上がり。相次ぐ負傷で休場は15回を数え、皆勤場所でも毎日治療していた。12勝を挙げて敢闘賞を獲得した昨年夏場所でさえ万全ではなかった。しかし、今は治療回数が激減。「気になるときに行くくらい。痛いところもなく、思い切って取れている」と目尻が下がる。

 技量は元々、師匠が「いいものを持っている」と太鼓判を押す素材。賜杯レースより「三役を狙える位置を狙いたい」と謙虚な千代の国に、平幕Vの期待がかかる。

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