5時間53分の死闘制した!ジョコビッチ 全豪連覇

[ 2012年1月30日 06:00 ]

全豪2連覇を果たし、優勝トロフィーを掲げるジョコビッチ

全豪オープンテニス最終日

(1月29日 メルボルンパーク)
 男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)に5―7、6―4、6―2、6―7、7―5で競り勝ち、2年連続3度目の優勝を果たした。優勝賞金は230万豪ドル(約1億8800万円)。ジョコビッチは昨年のウィンブルドン選手権、全米オープンに続いて4大大会3連勝で、通算5勝目を手にした。

 最後の力を込めたフォアを決めて勝利を決めると、ジョコビッチはコートに倒れ込んだ。

 第2、第3セットは正確なリターンが光ったが、接戦となった第4セットはタイブレークで落とした。最終セット、5―5で迎えた第11ゲーム。必死にボールを拾い続けると、耐えきれずにナダルがミス。このゲームをブレークして王手をかけたが、次のゲームで自らもミスを連発。誰が見ても分かる疲れの中、最後はジュースの末に制した。

 試合時間は5時間53分で、4大大会の決勝では1988年全米オープンの4時間54分を塗り替え、過去最長を記録した。テニス史に残る死闘を戦い抜いて栄冠を手にしたジョコビッチは「今夜一緒に歴史をつくったナダルも最高の選手の一人だ。ナダルとこのような決勝をまた戦えればと思う」と達成感を漂わせた。

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