小平 12位出遅れ反省「スピードに乗り切れなかった」

[ 2012年1月30日 06:00 ]

女子500メートル、38秒07で10位に終わった小平奈緒

 スピードスケートの世界スプリント選手権が28日、カナダ・カルガリーで開幕し、女子の小平奈緒(相沢病院)は500メートルで38秒07、1000メートルで1分15秒24のいずれも10位にとどまり、合計75・690点で12位と出遅れた。男子の加藤条治(日本電産サンキョー)は500メートルで34秒56の4位、1000メートルは1分9秒08の19位で、合計69・100点の9位につけた。女子1000メートルでクリスティン・ネスビット(カナダ)が1分12秒68の世界新記録を樹立した。

 小平は目標に掲げた総合の表彰台が遠のいた。37秒台の前半を狙った500メートルはスタートで失敗して誤算の38秒07に終わった。続く1000メートルも課題のカーブで伸びを欠いた。「自分の良さが出せなかった。スピードに乗り切れなかった」と反省ばかりが口をついて出た。ただ、1000メートルでネスビットの驚異的な世界新記録を目の当たりにして刺激を受けた。「パワーをもらいました。まだ諦めていない」と最終日の巻き返しを誓った。

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