大貴 中17時間でW杯連勝!「期待される存在になれた」

[ 2012年1月30日 06:00 ]

2連勝を飾り、表彰台でガッツポーズする伊東

ジャンプW杯札幌大会最終日

(1月29日 札幌市・大倉山ジャンプ競技場=HS134メートル、K点120メートル)
 個人第17戦を行い、前日初優勝した伊東大貴(26=雪印メグミルク)が2回目に最長不倒の137メートルを飛び、合計243・7点で2連勝を飾った。日本勢の個人戦連勝は99年1月のドイツ・ビリンゲンで葛西紀明(土屋ホーム)が2連勝して以来13季ぶり。竹内択(24=北野建設)は8位、渡瀬雄太(29=雪印メグミルク)は24位だった。個人総合首位のアンドレアス・コフラー(オーストリア)は3位に終わった。

 無冠のエースを返上した伊東が真のエースを証明した。3位と好位置につけて迎えた2回目。「今季練習でも出ないくらい」という自画自賛のジャンプは低い飛行曲線から最長不倒の137メートル。普段は冷静な26歳が珍しく右拳を振り上げ、約3500人の歓声に応えた。

 前日151戦目でのW杯初優勝から、わずか17時間後に2勝目。「この2勝はジャンプ人生の中で大きい。2日間で期待される存在になれたと思う」と胸を張った。

 この2勝でW杯個人総合でも7位に躍進。03~04年の葛西の8位以来となる日本勢トップ10入り、さらに世界の頂点も視界に入ってきた。今季の総合王者コフラーは「(伊東は)W杯を面白くしているね」と評価。全日本の横川朝治ヘッドコーチ(45)も「空中で浮力を得る効率が他の選手よりいい。その技術は世界一で最高のお手本」と絶賛する。

 日本のお家芸は98年長野五輪後から低迷を続けたが、伊東の活躍で復活の兆しを見せている。「黄金期と似た時代を僕らが築ければ」と伊東。14年ソチ五輪に向け、新世代エースの存在が頼もしくなってきた。

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