4連覇狙う東レ 木村の活躍で開幕白星

[ 2010年11月27日 18:28 ]

 バレーボールのプレミアリーグは27日、新潟県上越市のリージョンプラザ上越などで女子が開幕し、4連覇を狙う東レは日本代表の木村沙織らの活躍でパイオニアを3―0で破った。昨季レギュラーリーグ1位のJTは1―3でデンソーに逆転負けし、黒星スタート。NECは岡山シーガルズに3―0で快勝し、久光製薬はトヨタ車体をフルセットの末に下した。女子のレギュラーリーグは8チームが4回戦総当たりで争い、上位4チームが来年3月下旬からの決勝ラウンドに進む。

 4連覇を狙う東レがパイオニアにストレート勝ちし、開幕戦を白星で飾った。昨季は初戦を落としていただけに、エースの木村は「いい形で勝てたのは良かった」とほおを緩めた。
 3セットとも力の差を見せつけたが、攻撃がかみ合わない場面も。その原因の一つが練習時間の短さだ。日本が32年ぶりのメダルを獲得した世界選手権の閉幕から約2週間。木村や迫田ら5人の代表メンバーは合流後、すぐにリーグ開幕を迎えたため、チームでの練習が十分ではなかった。
 「時間がなかったので全日本の(速いバレーの)形を取り入れた部分も多い」という菅野監督は「セッター中道と(代表選手以外との)テンポがなかなか合いづらかった。ゆっくりでもいいケースがある」と反省を口にした。状況に応じた柔軟な戦い方が今後の課題になる。

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2010年11月27日のニュース