福島 アジアから五輪へ!晴れやかな顔で旗手の大役

[ 2010年11月27日 22:27 ]

広州アジア大会の閉会式で旗手を務める陸上短距離の福島千里選手

 【広州アジア大会閉会式】晴れやかな顔で旗手の大役を務めた。色とりどりの選手団旗がはためく中、日本女子で初めて陸上100メートルと200メートルの2冠を達成した福島千里(北海道ハイテクAC)は、一歩、また一歩とかみしめるように行進。初のアジア大会を締めくくった。

 0秒01差で日本勢として44年ぶりの金メダルに輝いた100メートルは「思い出となるレース」になった。アンカーを務めた400メートルリレーは「終わりよければすべてよし」と挑んだが、銅メダルという結果に「まだまだ自分を高めていかなければ」と雪辱を誓った。
 まだ22歳。地元中国のメディアにも注目され、競技を離れた趣味のネイルアートやファッションの質問攻めに遭う場面もあった。2年後のロンドン五輪へ。「毎日、毎日進化していきたい」と屈託なく笑う新アジア女王の夢が広がる。(共同)

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2010年11月27日のニュース