白鵬、1敗対決も盤石「思った通りの相撲」

[ 2010年11月27日 06:00 ]

1敗の魁皇を破り、笑顔を見せる白鵬

 【大相撲九州場所13日目】横綱の意地を見せつけた。1敗対決となった魁皇戦。白鵬はすぐに自分優位の右四つの体勢をつくると、左上手をつかんで万全の寄り切り。「思った通りの相撲。じっくり攻めよう、それだけだった」。2日目に連勝が63で止まり、その後も立ち合いに迷いがあったが、ここにきてようやく安定してきた。

 今場所は1敗で平幕の豊ノ島がしぶとく並び、魁皇と把瑠都が1差で続く息を抜けない展開になっている。「豊ノ島?元気がいいね。大関陣が調子いいし、より一層気を引き締めていくしかない」。ここ4場所は自身が圧倒的な力を見せつけていたため、し烈な賜杯争いを経験していない。それだけに支度部屋では「疲れてるのかな…」とぼやくなど、久々の混戦に疲労も蓄積されているようだった。

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2010年11月27日のニュース