池田、意地の上位キープ!逆転賞金王あきらめん!

[ 2010年11月27日 06:00 ]

16番で2打目をピンに寄せ笑顔を見せる池田

 男子ゴルフツアーのカシオ・ワールドオープン第2日は26日、高知県安芸郡芸西村のKochi黒潮カントリークラブ(7300ヤード、パー72)で行われ、逆転賞金王を狙う賞金ランク3位の池田勇太(24=日清食品)が、難しい風の中70で回り首位と4打差の3位で上位をキープした。同2位の石川遼(19=パナソニック)は、1バーディーの71と伸び悩み通算2アンダーの31位。同首位の金庚泰(24=韓国)は通算6アンダーの4位。宮本勝昌(38=ハートンホテル)が通算11アンダーで単独首位に浮上した。

 午後から強めの風が目まぐるしく方向を変え、多くの選手のスコアが伸び悩んだ。しかし、難コンディションこそ腕の見せどころとばかりに池田が後半に力を発揮した。グリーンを外してもアプローチでしぶとくパーセーブ。最終18番では残り107ヤードからPSで4メートル弱につけバーディーで締めくくった。
 「途中から風が分からないホールがあった。一定に吹かない。ここはいつも、昼になると風が変わるけど、今日は四方八方から吹いていた」。賞金ランク首位の金庚泰との4100万円差を逆転するには、残り2試合で1勝が最低条件。ただし、今大会で金庚泰の順位を下回ればその可能性もついえてしまう。崖っ縁の状況は続くが、それでも持ち前の強気は変わらない。大会連覇中の同組の小田孔は「決め打ちのようにショットに迷いがない。自信がないとできないこと」と風の読みが難しい中での池田の思い切りの良さを称えた。
 首位と4打差の3位、金庚泰には1打リードで決勝ラウンドに臨む。「追いかける立場としては伸ばしまくって上を目指すしかない」。逆転賞金王へ勝負に出る。

 ▼4位金庚泰 パターのタッチが全然合わなかった。パターは自信があるから、もうちょっと良くなるんじゃないかな。(風とピン位置に苦しみながらも71)
 ▼6位田中秀道 とにかくパターが入らなかった。しっかり上位に残るしかないので、初日に6アンダーが出たことを自信にしてプレーしたい。(ツアー予選会は登録忘れで出場できず。今大会6位以上でシード獲得の可能性あり)
 ▼13位原敏之 同世代の活躍が凄く刺激になります。僕も早く成績を出さないと。(石川、松山と同学年のアマチュア)

続きを表示

2010年11月27日のニュース