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キス133匹の大爆釣! 姫路市大塩海岸で投げ釣りのだいごみ堪能

[ 2023年8月16日 05:30 ]

7連のパーフェクトで針に乗ったキス                               
Photo By スポニチ

 釣り味、食味ともに抜群の夏のターゲットといえばやっぱりキスで間違いなし。サーフから手軽に遊べるうえ、本格的に数釣りも挑戦できる。そこで今回は好釣り場の多い兵庫県播磨エリアでもイチ押しのフィールドである姫路市の大塩海岸に8月上旬に釣行。食欲おうせいで活発なアタリが続き鈴なりにヒット。結果は133匹の爆釣。投げ釣りのだいごみを堪能した。 (スポニチAPC・松尾 幸浩)

 大塩海岸は、中央部の水門を挟んで、東西に約1キロにわたり遠浅の砂浜と緑道が続いており、風光明媚(めいび)な所です。現地着は午前6時過ぎ。堤防の上から海岸を見ると、当日は天候にも恵まれ、早朝から多くの釣り人でにぎわっていた。

 そこで、どんどん東に歩いて一番端の浜でタックルをセット。ここは小型キスには定評ある好釣り場なので、キス針5号、7本針の多点仕掛けでイシゴカイを針いっぱいに刺して軽くキャスト。そこからスローでサビク。

 夏場は波打ち際の近くでキスが群れることがよくあるが、前日がかなり荒れ模様だったのでそのウネリが残り、波打ち際はゴミやニゴリがある悪条件。案の定、アタリは出るが嫌なフグや小ダイに小チヌなど外道のオンパレード。早朝で勝負を決めると挑んだが、これは計算違いだった。

 仕方なく、波が落ちるまでは東の石積み突堤に上がってキスを探るが思ったほど釣れない。さあ、困ったと思案していると、午前9時ごろには波も静まり天候も回復。「これなら釣れそう」と急いで浜に戻る。

 これが大正解で、キャストし早めにサビクとすぐにブルン、ブルルンと心地よいアタリが連発。「これは乗ったよー」とわくわくしながらリーリングすると、13~15センチの5連。美しいパールピンクに魅せられ思わず口元が緩む。キスの群れは思った以上に近場にいることが分かったので、アタリが出るエリアを絞り込めれば釣りは楽になる。

 そこで、今度は斜めにキャスト。できるだけキスの群れの中を長くサビクようにすると、面白いようにキスがヒットする。

 例年なら10センチほどのピンギスが主体だが、今シーズンは型も良く15~17センチ級も交ざるのでアタリも大きくて釣趣も最高。魚の数だけ熱くなれるゲームフィッシングにホレボレ。ただ、この付近は潮位差が大きいため、遠浅の海岸が多く、キスの群れを散らさないように静かに狙うのが鉄則。

 数釣るコツは食い込みのよい小針が絶対有利だ。暑い中でもアタリが止まることなく7連パーフェクトの満艦飾もあって数釣りを堪能。これだけキスが濃いと初心者や家族連れでも十分楽しめるだろう。結局、昼過ぎまで粘って納竿となったが、数えてみると133匹もいた。今後は10月末の落ちに入るまでキスの群れは居着くので、数釣りが楽しめそうだ。

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