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本命クロダイ“カラ振り”も マダイ連発 「くわせダンゴ釣法」でヒット

[ 2022年8月17日 07:07 ]

小林さんは良型のマダイとクロダイを釣り上げた
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】山形県の庄内磯でクロダイを狙った。真夏の磯での勝負だったが、クロダイはカラ振りに終わったものの、マダイが連発するとは…。(スポニチAPC 小林 純平)

 早朝、鶴岡市小岩川漁港の駐車場で新潟市の小林克幸さん(56=飲食店経営)と合流した。この日は、沖堤防で釣るつもりだったが、渡船の都合で磯場に入座することになった。

 地元の釣具店「フィッシングハウスライズ」の情報では「餌取りは思ったほど少なく、クロダイは期待できるのではないかな」とのこと。すぐに小岩川漁港に向かった。

 漁港裏の磯場に入った。真夏の海では餌取りの状態で釣果は決まるといっていいだろう。気掛かりだがアタックするだけだ。
 小林さんが先端付近に、筆者は陸側に入座して釣り開始。この日のまき餌はマルキユー「チヌパワー日本海」をメインにしたが、重要なのは付け餌。おそらくオキアミでは、すぐに取られると思い、練り餌や同「チヌパワーくわせダンゴ」を準備した。

 練り餌の同「食い渋りイエロー」で投入。仕掛けは6メートルのタナでなじむもののすぐに消える。まき餌に群がるのは小さなフグのようで、ウキには反応は出ることはない。小林さんは、最初からオキアミを「くわせダンゴ」でガードして投入しているという。しばらくはなじんでいるようだ。

 筆者が「くわせダンゴ釣法」に切り替えて間もなく、足の裏サイズのクロダイがヒットしてきた。いきなり本命と喜んでいたが、先端の小林さんの竿が大きく曲がっていた。しかも、沖に向かって魚は走る様子からしてマダイか?慎重に引き寄せて海面に浮かんだのは良型のマダイだった。取り込んだのは40センチを超す、紫のアイシャドーも鮮やかなパールピンク。潮が、沖向きに流れ始めてすぐにヒットしたという。

 だが筆者のポイントでは流れがなく、餌取りが激しくなってきた。「くわせダンゴ」を硬くしても効果はない。お手上げ状態だ。苦労してる筆者を横目に小林さんは2匹目のマダイを追加した。

 ▼使用タックル ロッド=磯1号53、リール=LBD、ライン=バリバス「ゼロフカセ」2・5号、ハリス=同「ゼロハリス」1・75号、ハリ=チヌ2号、ウキ=遠矢ウキ超遠投小0・8号。

 ▼釣況 鶴岡市温海、フィッシングハウスライズ=(電)0235(43)2015。

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