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ヤリイカ乗り良し 自作7本バリ仕掛けで

[ 2021年12月4日 07:10 ]

苦戦しながら本命をゲット
Photo By スポニチ

 【金澤美穂の釣美女主義】年間釣行200日以上の釣りガール、金澤美穂が狙ったのはヤリイカ。イカ釣りの老舗、腰越・飯岡丸から出船した。貧果に泣いたが、これから上向く注目のターゲットだ。

 ヤリイカ釣りは例年9月ごろスタート。釣行した日は、水温が安定していない時季に重なり連日渋い釣果が続いているとのことでした。とはいえ水温が下がってくるこれからは群れが固まって釣れだす予定なので、これから期待ができますね。

 ポイントはエボシから江の島沖の水深110~150メートルエリアです。ヤリイカ釣りの仕掛けには直列に仕掛けをつないでいく「直結仕掛け」と、枝スを出して並列につける「ブランコ仕掛け」があります。今回はバラシにくいとされるブランコ仕掛けの7本バリを自作し、チャレンジしました。

 竿は穂先感度の良い先調子のイカ専用竿に中型電動リールを使用。まず最初のヤリイカ釣りの大事なポイントはスムーズに仕掛けを投入することです。

 三浦徳人船長がイカの動きを予測しながら船を回してくれるので、仕掛けを投入する際に絡まないよう投入器にイカヅノを入れておきます。

 船長の合図でオモリを投げ入れて仕掛けを落とすのですが、この瞬間が一番ドキドキします。長い仕掛けなので隣の人や手元で絡まないように注意ですね。

 ヤリイカの群れはあっという間にいなくなってしまうのでモタモタしないで素早く投入するのがキモ。といってもこの日はやはりなかなか乗らず。船長が「反応入ってきたよー」と教えてくれたタイミングでポツポツと当たってくれました。

 誘いはソフトに優しく、細かく誘って反応がなければ一度ヤリイカの視界からイカヅノを消すイメージでストンと落としたりします。

 この日は出船前に言われていた通り渋くて、数がなかなか伸ばせませんでした。

 当たりがあっても乗りが浅くバレてしまったり、追い乗りさせようとすれば他の魚に食われてしまってゲソだけが帰ってくるような状況で、せっかくの獲物を横取りされてしまいます。他の方も同様に苦戦していましたが2点掛けやスルメイカも見られたりと皆さんなんとかお土産を確保することができていたようでした。ちなみに、予約の時に四隅が空いていれば泳がせでこのイカを食べてしまう魚をターゲットにすることもできるそうですよ。それもそれで楽しそうですね!

 ◯…イカ類にはコレステロール値を抑えドロドロの血をサラサラにしてくれるDHAや、血圧を下げたり毒素を排出したりするタウリンも豊富に含まれていたりと体に良い食材です。さらに肌や髪にも良いコラーゲンも含まれているので美容のためにもオススメの食材で、よくかんで食べることから満腹中枢を刺激して満足感が得られます。

 ▼使用タックル 竿/ベイゲームX、ヤリイカ190リール/フォースマスター3000(以上シマノ)

 ◇金澤 美穂(かなざわ・みほ)1989年(平元)生まれ、神奈川県出身。SNS上の釣りリポで注目を集め、現在は釣り雑誌、ムービーなどで活躍中。年間釣行は200日以上。

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