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記録更新シーバス76センチ 紅一点にはタチウオ122センチ

[ 2021年11月21日 07:12 ]

自己最高記録76センチを釣り上げた山本さん(右)と筆者
Photo By スポニチ

 【釣遊録】深川・吉野屋で釣り船を仕立てて「フィッシングカレッジ釣幸会奥山塾」を行いました。参加者は16人。ルアーでシーバス狙い、全員釣果が目標です。

 吉野屋では今季はまだ乗合船を開始していないので「状況がつかめない」という船長でしたが、沖に出るとすぐに魚探にベイト反応。まだゲートブリッジを出る前です。

 ここで練習も兼ねてキャスティング。レンタルタックルが2人いて投げやすい一番前の席で釣ってもらいました。ルアーは定番のメタルバイブ「ビッグバッカー」、今年大流行の「スピナーテールジグ」、「ラッシュブレード」などを用意しました。

 早々にレンタルタックルの山本雅信さんにヒットがあり、いきなり65センチが釣れました。

 そしてポツリポツリとヒットする魚がみんな60センチオーバーだったので、釣れていない人も気合が入ります。タグを打ってリリースしているとまた山本さんのロッドが曲がりました。今度のは大きそうです。

 船べりでルアーを引き上げる瞬間にヒットしたというその魚は、そこからドラグを引き出し、走って行きます。なかなか上がってきません。ドラグを調整し直し、ポンピングを繰り返し、ネットインしたのは76センチという立派なサイズでした。山本さんの自己記録でもありました。

 そしてようやく私の「ラッシュブレード」にヒットしましたが、残念ながらバラしてしまいました。

 ポイントを変え、今度は羽田沖へ。まだ釣れていない人はミヨシに行ってキャスティングしてもらいました。紅一点、伊藤なつみさんがジグを落とすとすぐにビッグヒットがありました。巨大なシーバスがヒットしたのではないかと期待満々でした。魚が見えてきたら、タチウオだと分かりました。それも大きい。122センチ、1・8キロありました。

 後で分かったのですが、この魚はJGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)女子日本記録を超えていたのですが、仲乗りさんがちょっとサポートしたので、ファウルでした。

 この後もヒットは続きます。次男・直樹のラッシュブレードには強烈な当たりが来て、ドラグが引き出され、フックオフ。「デカいサワラか?」と船長が言っていました。

 長男・勇樹がバンブルズジグでヒットさせたのは丸々太ったイナダでした。

 そしてディズニーリゾート沖へと移動。ここで記念写真を撮り、釣り開始。魚探反応は薄かったのですが、前述の山本さんに55センチがヒット。そして一瞬盛り上がった鳥山にキャストしてイナダをヒットさせたのは伊藤さんの指導をしてくれていた鈴木正幸さんでした。

 そして終盤、サバの猛襲に合い、ほとんどの人がヒット。ミヨシに来てスピンテールジグを投げていた吉川宗治さんにビッグヒット。青物かと緊張しましたが、それは吉川さんの自己記録を超える75センチのシーバスでした。 私は船内唯一のオデコ。全員釣果は私のせいで果たせませんでした。
(東京海洋大学客員教授)

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