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マダラって簡単ダナ~ タナを合わせたらあとは待つだけ

[ 2021年11月1日 07:10 ]

磯部さんは腹ボテのジャンボ
Photo By スポニチ

 【ガイド】餌はイワシの1匹掛け、タナを合わせるだけで釣り方は簡単。旬の鍋ネタ、マダラを狙って新潟県佐渡島沖に繰り出した。良型に竿先が海面に突き刺さる。迫力だ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 前日は風雨の強い荒れ模様だったが、一転して好天となった出船当日。午前5時に一路、西に向かって出船した光海丸は、航程2時間で佐渡島付近の水深230メートルのポイントに到着した。

 小林聡船長に近況を聞くと「佐渡島近くの根にはマダラがたくさんいます。潮が程よく流れると活性が一気に上がりますね。サメよけと食いの良さから餌はイワシで統一させてもらっています」とのこと。

 胴突き4本バリの仕掛けに1匹掛けのイワシを付けて海底に送り届けた。

 「仕掛けが着底したら5メートル巻き上げてから再び下ろして、1メートルタナを切ってください」と小林船長のアナウンス。3分後、私の竿に跳びはねて踊るようなマダラ特有の魚信が伝わった。そのまま少し待つとさらに振幅が増し、巻き上げると白い腹が「ボコッ、ボコッ、ボコッ」と3点浮かび上がった。1投目から幸先よいスタートだ。 続いて2投目は、着底してすぐに数本の竿が曲がった。長岡市・本田覚さん(75)は「深いところの釣りは巻き上げる時間が長いので、その分楽しみも長いです。魚に食い気があるので、難しいことはなく簡単に釣れますね」と良型をダブルヒット。

 趣味は釣り一筋という、さいたま市・礒部勇さん(74=電気技術職)は「私の家から間瀬港まで片道300キロですが、ここまで来る価値がありますね。コロナの収束とともに釣りが盛んになることを期待しています」とジャイアントクラスを釣り上げた。

 マダラ釣り初挑戦という、足立区・金田鐘大さん(75)は、前半こそ不慣れな様子だったが「ここは魚影が濃い海ですね。タナだけ合わせて待てば食ってくるので、私にも釣れました。帰ってから食べるのが待ち遠しいです」と後半には仕掛けと竿のさばきにもすっかり慣れた。

 私の釣果はマダラ13匹とホッケ5匹で竿頭。帰宅して確認すると白子の入ったオスが7匹。うれしい鍋物の具材が増えた。

 ▼小林船長の話 マダラの口は硬いので、竿先をよく見て合わせを入れるとしっかりハリ掛かりします。その時に大きくあおると魚を散らしてしまいます。使う竿にもよりますが、ハリスの長さ分だけにしてください。追い食いの時も同じ要領です。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、間瀬・光海丸=(電)080(2291)5477。集合時間要確認。乗合料金1万5000円。

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