高級五目ザックザク

[ 2021年5月29日 07:21 ]

「自動的にヒットしました」良型マゴチの砂熊さん
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 【ココが一番】相模湾のヒラメが狙い目だ。春の産卵を終え、体力を回復するため荒食いに入る時季。まずは回遊中のイワシを確保して、これを餌にした泳がせ釣り。魅力的な生き餌の誘いに乗ってハタ、カサゴなども…。「高級ヒラメ五目」さて、どう狙う?(スポニチAPC・林 悠二)

◎平塚・庄三郎丸

 目の前でチラつく大好物のイワシ。餌と見たらすぐに“飛び付いちゃう”系のフィッシュイーターが、それを見逃すわけがない。その代表魚がヒラメだ。庄三郎丸がイワシの回遊を契機に狙い始めた。

 まずは餌釣りから。本命は胴突1本か2本バリで狙うが「2本バリなら60匹、1本バリでも40匹以上キープして。タナは3~8メートル」――23号船の中村友紀船長から早速ゴーサイン。

 海面一帯、銀鱗(ぎんりん)を輝かせカタクチイワシの群れが押し寄せる。サビキを送り出すと、数秒後には竿先がダンスを始め10本バリで5、6匹はザラ。パーフェクトも…。バケツ2杯、餌を十分に確保して、さあ本番。

 対象はヒラメ主体の高級五目。ハタやカサゴ類もいる。砂地帯では心配無用だが、岩礁帯は油断をすると即、根掛かりだ。でも、岩礁帯に限って魚は多い。

 “ヒラメ40”だから…と合わせのタイミングを待っていると、餌をくわえて“地球”に潜られてしまう。

 海底の形態は船長が克明にアナウンスする。それに合わせて終始タナを取り直すため、手持ち竿での釣りが主体となる。

 身をくねらす50センチ超級のマゴチを上げたのは、千葉市の砂熊俊一郎さん(40=会社員)。「自動的に掛かった感じ。この釣りは初めてだけど面白くてハマりそう」

 ヒラメも顔を見せるが大型は出ない。その一方でオオモンハタ、アカハタ、カサゴが各所でヒット。生き餌の強さをモロに発揮。

 筆者も35センチ級のソゲ(小型ヒラメ)はじめハタやカサゴ類を掛けた。時折、重量級の黄色いウツボも…。

 ポイントは広く船は平塚沖はじめ茅ケ崎、江の島、大磯沖を探り回る。

 右舷の3人が同時に竿を曲げた。この海で5、6年前から姿を見せ始めたオオニベ。次々と玉網に納まったのはどれも50センチ級。常連で秦野市の斎藤勝さん(58=会社員)は3回目の挑戦でオオニベ2匹、マゴチ、カサゴ、ソゲ、サバでクーラーいっぱい。「リベンジのリベンジです。神社にお参りしてきたのが良かったみたい」と目を細めていた。

 ◯…手持ち竿が主流の中で「置き竿が好き」と、のんびり構えていたのは葛飾区の村井信二さん(70)だ。弧を描いたマダイ竿、するとヒラメが浮上。良型アカハタ、マゴチも追加した。「タナを1メートル切った高め狙い。当たり→食い込み待ち→合わせ」。千葉・飯岡沖での7・64キロが自己記録だとか。

◎中村友紀船長の話

 ヒラメは始まったばかりで、これからが本番。現在20~30メートルの浅場主体ですが、盛夏に向けて徐々に深場を狙います。大ヒラメやマダイも期待できます。餌のイワシを泳がすバケツは、常に循環水を流して弱らせないよう管理はしっかりと。

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