超ド級“鬼”退治ならず…でも 65センチスケール

[ 2021年4月15日 08:25 ]

65センチ、3・4キロのスチールをゲットした小林均さん
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 【ガイド】季節外れの“鬼退治”をするため群馬県赤城山麓へ向かった。30日までに仕留めれば3000円分の金券がもらえるという好ターゲットが「黒保根渓流フィッシング」のルアー&フライ池にいる。WANTEDされているのはイトウ、しかも体長約1メートルの超ド級なのだ。(久世明子)

 魚へんに鬼と書くのが今回のターゲット・イトウだ。ワープロを打ってもそんな字は出てこないので当て字。さらに黒保根では全て1メートル級とくる。ヒットしてもフックを伸ばし、鋭い歯で細いラインを千切る…その姿は“鬼”そのもの。

 「他の管理釣り場がやっていないことがしたくてね。大イトウは見たことない釣り人も多いでしょ」という新井裕貴店主のアイデアはズバリ的中。3、4月の限定放流ながら、イトウ釣りたさにファンが連日詰め掛けている。

 午前9時、待望の放流タイム。イトウ3匹のほかに60センチ超のスチール、マイトサーモン、イワナなどが元気良くポンドへ。キャストを始めた記者の2ポンドラインを見るや新井さんは「そんな細い仕掛けじゃダメだよ。放流したばっかりなんだから大物狙って」とハッパをかける。「とりあえず1匹」という気弱な保身心をあっさり見透かされてしまった。「管釣りに4ポンドラインは太過ぎるよ」との心配をよそに、25センチ級の魚影が3・5グラムスプーンルアーを追い掛けてくる。瞬間、大きな黒い影がドンッ!スプーンを引ったくった。ジジ、ジジ…スプールからラインを引き出すパワーの持ち主。ネットインしたのは大型のスチールヘッド(3倍体)だった。イトウだったらどれだけ引くのだろう、と想像しながら撮影していると、魚は体をくねらせポチャン。「あ、逃げられた~!」記者の大声が釣り場に響き渡り、来場者は大爆笑。検量すれば間違いなく竿頭級だったのに。この後、2匹のイワナを追加した。

 この日のトップは65センチ、3・4キロのスチールをゲットした太田市の小林均さん(53、会社員)で「2・5グラムのスプーンにヒットしました」とニッコリ。来場者全員で挑んでも残念ながら鬼退治成功とはならなかった。

 先月の大物ダービーで97センチ、7・9キロのイトウを釣り3位に輝いた館林市の三田一成さん(41、会社員)は魅力を「一生に何度も巡り合えないですからね」。中には全ての休日をイトウに費やす強者もいるとか。ポンドに残る鬼はあと29匹!大仕掛けで挑むべし。

 ◇春を先取り!スポニチ大物賞(3月6~30日実施、単位キロ)(1)清水厚志(比企郡)8・6(2)柳澤正孝(熊谷市)8・3(3)三田一成(館林市)7・9。なお、最長記録は平野慎(平塚市)の99センチ=全てイトウ=敬称略。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、群馬県桐生市・黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099。1日券は大人5500円、女性、中学生4500円。完全予約制。水曜日定休だが、29日~5月11日は無休。レギュレーションは変更になる場合があるので、来場前に必ずチェックしたい。

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