12センチ級ワカサギ“時速”25匹

[ 2020年11月2日 07:04 ]

三浦喜保さんは数釣りを楽しんでいた
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【ガイド】水温が低下し各地のワカサギが絶好期に突入した。中でも大型派にお薦めなのが山梨・西湖。10センチは当たり前で、時には12、13センチが竿先を絞ってくれる。その上、数も出るとなれば行くしかないでしょ。 (久世 明子)

 西湖をぐるりと囲む紅葉を独り占め。さらに「3密」とは無縁の“ディスタンス過ぎる”状況に、人目を気にすることなくマスクをはずし深呼吸する。少し冷たい空気が鼻の奥を駆け抜けた。

 10月1日に秋の解禁を迎えて以降、ワカサギは順調に釣れ続いており350匹を記録した日も。早速、松屋の三浦喜保店主のボートに同乗し、店前の水深12メートルラインを狙う。すぐさま魚探をのぞく三浦さんが「群れが来たよ。4メートルから底までびっしり」と声を上げた。オモリが着底したら道糸を1~2メートル巻き、竿先を軽く上下させ誘いをかけて狙う。水面あちこちでワカサギがジャンプする姿を確認でき、やる気がみなぎる。

 ガツガツガツ…大きな当たりがあり、巻いてくると10センチ級1匹が上がってきた。西湖特有の豊満ボディーは健在。このサイズが一気に3匹も掛かれば、これで当歳魚?と疑いたくなるほど。重量感はたまらない。「ほら、来たよ」。14本バリにズラズラっと7匹掛けを決める三浦さんに対し、記者はなぜか単発、良くて3匹止まり。数メートル仕掛けを落とし、当たりがなければ再び落とす…。この方法で回遊層にいち早く仕掛けを到達させ、追い食いを待っていたのだ。

 コツを覚えたところで、昼食までの1時間は単身で狙う。ワカサギの動きが手に取るように分かる魚探最高!群れは15~20分間隔でボートの下を回遊しており、その間以外は力を抜き、のんびり構えていればいい。スマートフォンでもチェックしながら、次の群れを待ちますか。そんな手抜き釣法が功を奏し“時速”25匹でフィニッシュ。7~12センチの良型ぞろいに満足しながら店に戻ると、店特製ワカサギのフライ定食が待っていた。

 朝夕が活発なイメージのあるワカサギだが、三浦さんによると、釣れる時間帯は日によって異なるそう。この勢いは来月末の禁漁まで続きそうだ。

 新型コロナ禍は西湖にも深刻な影響をもたらした。

 大小2つの音楽ホールを備える松屋の宿泊客は、夏場の音楽合宿がメイン。自粛ムードもあり今年は「全然ダメ」と三浦さんは顔の前で腕をクロスさせた。釣り客の宿泊は以前のようには戻っておらず、限定的だという。

 西湖漁協では全国で感染が拡大したことを受け、4月下旬~5月末までの全面禁漁を決定。組合長の三浦久さんは「ワクチンなどが開発され、早く以前のようなにぎわいが戻ってほしい」と苦しい胸の内を明かした。6月以降、湖畔利用者に密集を避け、混雑しそうな場合は利用を制限することを掲げた看板を立てるなどの感染防止対策を実施している。

▼釣況 東日本釣宿連合会所属・松屋=(電)0555(82)2501。ヒメマス&ワカサギの入漁料は男性1500円、女性750円。手こぎボート1人乗り3000円。出船は午前6時半。

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