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1・2トン放流効果!!良型荒食い

[ 2020年10月31日 08:07 ]

当たりを待つ釣り人たち                               
Photo By スポニチ

 【ベラブナ大作戦】秋は新ベラの季節とあって埼玉県本庄市の間瀬湖では1・2トンの放流で束釣り(100匹超)が始まり、40センチ超の良型も負けじと荒食い。さらに1トンの追加放流で新旧交じり合って爆釣のチャンス到来だ。 (スポニチAPC・上田観水)

 「18日に新ベラを1・2トン放流しました。続いて年内に1トンを追加放流します」とは釣り宿・田中園のスタッフ。混雑を避け放流日後に訪れると、山水桟橋から流れ込みにかけての浅場には水面に餌を求めてパクパクしている「鼻上げベラ」が群泳中とあって、深場の東桟橋を選択する。

 13尺竿でタナを探るが雑魚の攻撃が激しい。長竿使用を考えるが痛めた右肩が完治していないので、雑魚の当たりをかわしながら30センチ級をポツリポツリと釣り上げる。前方に見えるボート釣りの釣り人が1級ポイントの「第二石垣前」で「また40センチ超えが出たぞ」と時には立ち上がり歓声を上げて、取り込む姿も見受けられる。

 山水桟橋は5字形で上流部が浅く、午前中は底釣り主体で釣れていた新ベラは午後になると、長竿使用の深宙釣りから底釣りへ移行するのが効果的に。下流の深場でも3メートル前後のタナから底釣り有利になったようだ。

 「一力桟橋」に向かうと釣り歴40年以上の吉村広さん(69=前橋市)が竿を出していた。「週1回は釣行する」と言う常連。15尺竿、上ハリス40センチ、下ハリス55センチ。「α21」を餌にカケ上がりの底釣りで101匹釣り上げ、「25~28センチの新ベラを束釣りして腕が痛くなった」と満足の納竿だ。

 新ベラは深場を控えた浅場のカケ上がりを回遊中で、次第に水温の安定した巣籠りポイントへ落ち始めて在来ベラと合流するのが常。晩秋からは冬場にかけて8~9メートルの深場を超長竿仕様で新・旧交じり合った寒ベラ釣りのだいご味が味わえる。

 【ベストショット】ずっしりスチールサーモン77センチ

 ◎群馬県桐生市・黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099。

 (1)釣り場 ルアー&フライポンド

 (2)釣り人 熊谷市の伊高宏彰さん(42=自営業)

 (3)釣果 3倍体スチールサーモン77センチ、6・1キロ

 (4)タックル ラインPE5ポンド、スプーン3・5グラム黒赤

 (5)釣り人コメント

 引きが強すぎて竿が折れるかと思った!

 (6)店から一言 11月末まで1週間で最重量の魚を釣った人に新米「こしひかり」10キロがが贈呈される「ライスカップ」開催中。

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