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浅場狙いでイシガレイ良型40センチ級!~兵庫・明石市林崎漁港~

[ 2019年11月27日 05:30 ]

0番突堤で、40センチ近い良型イシガレイ3匹にマコガレイ1匹を釣ったクラブ仲間の松岡氏
Photo By 提供写真

 いよいよ冬本番。冷たい北西の季節風が吹き荒れると、今回の釣り場である兵庫県明石市の林崎漁港周辺では、瀬戸内近郊にしては珍しい大型のイシガレイが接岸して来る。大物を求めての釣行で、当方は大波止の先端部から深場を狙うが失敗で27センチのマコガレイを1匹。逆に、浅い突堤に入ったクラブ仲間は期待通りに40センチ近い良型イシガレイを3匹にマコガレイ1匹を加えた好釣果だった。(神戸投翔会・松尾 幸浩)
 
 明石港の西隣にある林崎漁港はスペースも広く、四季折々、さまざまな釣り物が狙える好釣り場。特に、冬場の投げ釣りで狙う大型カレイには定評があり、50センチ級のジャンボイシガレイの実績では西日本一と呼ばれたこともある。

 現地着は13日午前5時過ぎ。早速、荷物を担いで大波止に上がると、何と50センチ超が出ることのある0番突堤が空いている。ここで迷ったが、最近は天候も良いので、深場狙いが最適と大波止白灯台の先端部へ。この時は、これが運命の分かれ道になるとは…。

 同6時過ぎからカレイバリにマムシを付けて西向きにキャスト。絶好の込み潮が西に流れており、すぐにアタリが出て、27センチのマコガレイが1投目でヒットして次も45センチのキビレチヌ。喜んでいたら、同8時前に期待の潮が止まってしまった。

 それでも、しばらくして東向きに引き潮が流れ出すと、ジィーッと大物投げ釣りに使う遠投投げ専用スピニングリールが悲鳴を上げた。ゴンゴンと頭をふる好ファイトを見せ、上がって来たのは53センチのカンダイ。それからもカンダイのオンパレードで、重戦車のような強烈な引きの釣趣は最高だが、この日はあくまで外道。腕はパンパンになって早々にギブアップ状態だ。

 見学に来た漁師の「この時期のカレイは深場より浅い西側の砂浜に寄っているよ」という助言に「そうなんだ」と納得していると、クラブ仲間の松岡氏から入電。何と、空いていた0番突堤に入って「大型カレイが4匹も釣れたよ」とうれしそうに話しかけてくる。

 ガックリしながら正午すぎに納竿して見に行くと、いつも以上にニコニコ顔で「やっぱり0番ですよー」。今回は釣り場の選定を間違えたが、良型が釣れることは分かった。21日にリベンジ釣行し、0番突堤を目指したが、今回は先客がいたので急きょ、6番突堤に変更。タコツボのロープに四苦八苦しながらも、待望のイシガレイ34センチとマダイ31センチをゲットできた。

 今後は季節風が吹き荒れた後が狙い目。イシガレイで過去に58センチのジャンボサイズが釣れたり、当方が50.5センチをゲットしたことがあるのも12月8日だった。まだまだ目が離せない好釣り場だけに期待できそうだ。


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