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寒波歓迎マダイ 水温低下で数釣りの期待大 “3度目の正直”石黒さん700グラム級

[ 2019年1月18日 06:47 ]

初マダイを手に笑顔の石黒さん
Photo By スポニチ

【真説フィッシング】昨年から引き続いて剣崎沖のマダイが好調。これから気温が最も下がる厳寒期に入る。水温の低下にともない群れが固まるので、数釣りが期待できる。松輪港・大松丸に出掛けてきた。(芝 真也)

 「日によってムラはありますが、良い人で10匹以上釣る日もありましたよ」とマダイ船担当の鈴木裕喜船長。

 当日は、大型の第3大松丸に9人の釣り人が乗り午前7時に出船。

 仕掛けは、ハリス3〜5号×10メートル。状況によって、イナダの入れ食いや、時にはワラサがヒットしてくることもある剣崎沖。ハリスは何種類か用意しておくことがオススメ。ビシはL80号。

 15分ほど走って、下浦沖のポイントに到着。「タナは36メートルです」と船長の合図でスタート。海面からのタナ指示なので、道糸のマークを確認しながら、仕掛けを44メートルまで落とし、ハリスがなじむのを待ってから、コマセを振り出しつつタナに合わせた。3分に1回のペースで手返しを行っていくが、なかなか食ってこない。持参した探見丸に魚の反応は出ているのだが…活性が上がっていない様子。付け餌も残って帰ってくる状態が続き、1時間ほど狙ったがノーヒット。

 水深80メートル前後のポイントに移動して再開すると、すぐに筆者の竿に小さい当たり。上げてみると、ゲストのカイワリが掛かっていた。餌取りもいるようで、付け餌がなかったり、フグにハリを取られることも。マダイ狙いで、餌取りはやっかいではあるが、ここのポイントは、魚の活性は良さそう。期待できそうだ。

 餌取りを避けるために、下からコマセをまかず、指示ダナの下4メートルからパラパラとまいてタナに合わせた。1分ほど待った後、誘い上げ、ゆっくりと元に戻していって、竿が水平に近くなったところでギュンと竿が曲がりヒット。鋭い当たりからマダイと判断。じっくりとやりとりを楽しんでレギュラーサイズをゲットできた。

 水深50メートル前後のポイントでは、左舷胴の間から竿を出していた相模原市・石黒顕さん(31=会社員)が「マダイ釣りは3回目。初めて釣ることができました」と700グラム級の初マダイを手ににっこり。「アジなんかと違い、引きが強いですね。また釣りに来ます!」と興奮していた。

 水温が最も下がる時季に入ってくるが、反応は多いので、まだまだ数釣りが楽しめそう。深場の90メートルダチを狙うようになれば良型の期待も高まる。冬場もチャンス大の剣崎沖のマダイを狙ってみてはいかがだろうか。

 ◯…マダイのほかゲストも魅力。右舷ミヨシから竿を出していた町田市・石井新一さん(48=会社員)は後半になって、丸々としたイナダをゲット。「マダイだけでなく、いろいろな魚がヒットしてくることも魅力ですね」とにっこり。イシダイ、アジ、カイワリ、メジナ、カワハギなどが狙える。時にはワラサも!深場ではアマダイの可能性もあり、楽しめる。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、剣崎・松輪港・大松丸=(電)046(886)1244。出船は午前7時。乗合料金9000円(コマセ、氷別)。別船でヤリイカ、アマダイにも出船。

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