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本命ストライク ストライパー狙い トラウトでは味わえない引き

[ 2018年8月29日 12:00 ]

ストライパーとのファイトは強烈
Photo By スポニチ

 【あかりの管釣りっちゃおう】猛暑が続く日本列島。暑さに弱いトラウトたちと釣り人にとって“摩の季節”に、頼りになる釣り場がある。ふくだあかりが出掛けたのは群馬県前橋市の「宮城アングラーズヴィレッジ」だ。

 宮城アングラーズヴィレッジは秋から春まではトラウトエリアが中心だが、春から秋にかけて水温が上がる時季はポンドの水を全部抜いて、バスエリアに変身する。

 バス以外に、キャットフィッシュや日本ナマズ、日本では非常に珍しいストライパーまで入っているのが魅力。数年前このストライパーをこのエリアで釣ってからというもの、その釣り方、引きと大きさ、スリルを味わいたくて、毎年のように通っている。

 まずは管理室横の下池からキャットフィッシュ狙い。いつもはすぐにワームを使って、お手軽に数を釣って楽しむが、今回はハードルアーからやってみた。朝イチ、表層に魚影がたくさん見えたから、赤系のスプーンをキャストし、ロッドを立てて、表層をピロピロ巻き。するとすぐにグイッと竿先を持っていく当たりが。すかさず“鬼合わせ”をしたら、キツめに設定したドラグを「ぎゅぎゅーっ」と出す粘りのあるいい引きが。あちこちに設置されたストラクチャーにラインを巻かれそうになりながら、慎重にやりとりをして上がってきたのは、60センチを超えるナイスなキャットフィッシュ。その後も、スプーンのカラーを変えたり、ロッドのティップ位置を上げたり、下げたりとパターンを変えながら、ルアーで5匹をゲット。

 その後、中池に行き、メインのストライパー狙いに。この魚、ちょっと警戒心が強く手ごわい。そこで登場するのがライブベイトタイム。スタッフが生きた小魚をまき、魚の活性を上げてくれる。この日のベイトはカラフルな稚ゴイ。(季節によってコノシロなどに変わる)そのカラーに合わせて赤や白のスプーンをチョイスし、スタッフがまいてくれたタイミングでルアーをキャストすれば、びっくりするぐらいの数のバスとストライパーが湧いてくる。

 表層からルアーが見える位置でリトリーブすればバスがすぐにヒット。数匹バスを釣ったら、その次は本命のストライパー。掛かった後の、トラウトでは味わえないトルクとスピードのある引きがたまらない。こちらもストラクチャーを気にしながらやりとりをして50センチを無事にゲット。シマシマ模様のシーバスに似たキレイな魚体を今年も釣ることができた。

 ここはライブベイト(生きている小魚)やペレットをまく時間があったりと、めちゃくちゃ釣れるフィーバータイムがある。チーフの養田智美さんはいつも「管理釣り場は釣ってもらってなんぼ。たくさん釣って楽しんでいってほしい」と、釣れる環境づくりに余念がない。

 初心者や子供、希望者にはスタッフの丁寧なレクチャーもあるし、レンタルタックルも完備されていて釣りの始めやすい環境が整っている。もちろんやりこんだベテランも大いに楽しむことができる。バス、キャットフィッシュ、ストライパーが釣れる日本でも数少ない釣り場に、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

 ▼釣況 宮城アングラーズヴィレッジ(群馬県前橋市苗ケ島町1950)=(電)027(283)0161。午前6時から午後9時まで。1日券4200円。女性3150円。子供(小学校1年生から中学校3年生まで)2100円。ほか各券種あり。バス、キャットフィッシュ、ストライパーをコンプリートした人には特製ステッカーをプレゼント。

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